贈り物
緑いっぱいの大自然。
雲ひとつない青い空。
都会で育ったぼくは、空がこんなに広く見えること気づいていただろうか。
部屋に引きこもっていた僕は、空がこんなに広いことも忘れていたんだ。
そして……いつもぼくはひとりだった。
姉がいても歳が離れているせいか、口もろくにきいてない。
両親は共働きでいつもいない。
休日は顔を合わせれば喧嘩ばかりだ。
やっぱり。僕はきっと寂しかったんだ。
でも不思議と今はそんな寂しさはいつの間にか消えていた。
ぼくはイチゴ牛乳が好きでいつも飲んでいた。
冷蔵庫には常備しておくくらい好きだった。
ポツンとリビングで毎日飲んでいたんだ。
神様はみていたのか。
そんなぼくにイチゴミルクを送りこんでくれたのかもしれない。
感謝するべきなのかな。
神様からの贈り物を。
僕がきっと、あまりにも寂しそうで不憫だったのだろうか。
イチゴとミルクか……
それにしても、くだらないな。
神様も、ふざけることが好きなのか。
謎は深まるばかりで、僕はこのまま流されてしまうのか。
なんとなく複雑で、笑えてくる。
僕は、そう思うとニヤニヤとしていた。呆れてもくる。
それに、くまとうさぎは、どっから来たんだ。