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“甦らない記憶肆”

“甦らない記憶肆”


……理由。それがあればアヤめてもいいというわけではなく、彼を満たすだけの逆の……理由さえ見つからない。どうして?こんな判りやすそうなことなのに……まじで時間だけが過ぎてゆく。僕は早く帰りたいのに。

“美味いものを喰えるってしあわせなことだよなぁ”

そういや、妄想癖人もそんなことを云っていたっけな……尤も、アイツは喰うのが好きだからかもしれないが;そういや、こんなことも云ってたっけ。

“良いこといいますね……人は動植物の命をいただいてつないでいくわけですし”

“な、なに?!なんだって?キミ、もう1回云って”

“ほほぉ……誰かをアヤめるということは、同じくして動植物、いや、自然?さえも、断ち切るというようなことだというのか。……だからお前好きなんだよな”

“こうやってサラッと本心いうのがなんとも痛いですね、J氏”

え。そこ、聞かなかったことにしてください;

“いや、そんな大それたことを考えて云っているわけじゃなく……ただ、普段当たりまえのように慣れてしまっていること、その意識のないなかでも繋がりのある事実だとは思います”

*“ふむ……そういう意味では地世や空世も恩恵は受けているわけだ……。リュー、あいつは犬が大好きでな。もっと応えをくれたまえ”

“え;おっさん、そこで話を止められると、リューさんは犬を食してたって受取れるけどどうなのよ”

*“ぁあ、すまん。毎日のように犬と一緒に居たんだ……研究で帰れない日々が続くときは連れてきていてな”

“おっさん、リューさんが愛しいのは判ったから。関係のない話で俺らを混乱させないでくれ”

“つかさ、これでダメならもう何もでねぇだろ……こせめてこにある1割くらい俺らにくれてもいいんじゃね?”

*“考えておこう……さ。続けてくれ”

“まじか?!”

“俄然やる気が出てきた。1割とはいえ、それでもかなりな額だろうし……(きん)じゃなくて良かった”

ぇ。また僕の帰りが遠ざかってゆくのか……寝るかな、少し;

“……つか、結局さ、アヤめたくもないのに結果そうなってしまった人のための償い的措置が法律にあるだけだろ?おっさんみたいな人のためのなんとか罪じゃぁねぇよな”

“……ですねぇ……殺意をもつまえに、その法とやらでなんとかならないか、と思うことも多々ある世の中ではありますねぇ”

……ぁ。そういや、僕はもしかしたら殺意があるのかもしれないなぁ……;アイツのことで培った恨みはいつか晴らす気満々だし。そういう意味では、僕はおっさんと同類になるのか;何故かそこまでの感情があったハズだったことを最近まで忘れていた気はするけれどね;そうなると、その陰謀説が事実なら……。

___ソレデモ構ワナイ___

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