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“再び伍”

“再び伍”


“これ、さ、どこか、……に、おい、、”

“Jさん、頑張ってください……”

“さ、さきに、行っ……て、、、、、”

“大丈夫です、崩れる速度は変わっていない、むしろこちらの速度に合わせているような気さえします……もしかしたら映像かもしれない、”

“本、、と……当か、、、?”

“けど、走るのは止めないでください;ここはだまされているフリをして走ってやり過ごしましょう”

Jさんと僕は、相手に筒抜けかもしれない会話をこそこそ続ける……。尤、おそらく彼はそれどころじゃぁないだろう……な。

“ぁあ、それと、Jさん、追い込まれるとお考えのようですが……ならば尚更追い込まれたフリもしましょう……このまま走りますよ”

“ぉい!!!!!そこの2人、真剣に走れよ、KK氏、先は、行き止まりは無いのか?”

どれくらい走っただろう……Jさんはそろそろ限界かもしれない;KKさんのカン?に任せて先導のままに放置しておいたけれど……狭い通路をよくもこう……なんていうか。人の危機感?生への本能っていうのはすごい、本当に。これって、スクラップ扱いになるらしい空世はともかく、地世にもあるのかもしれないと考えるほうが当たりまえか。しかし、どうでもいいけれど腹が減ってきた僕には、そんな本能は皆より少ないのかもしれない。これが世代ってやつ?

Jさんと僕のスグ前をマーキングしながら走っていた犬が急に止まった。どうしたんだろうと、不思議に思い僕も止まる。が、Jさんには見えていないので走り続ける……いや、すでに速度は徒歩レベル。

“行き止まりってわけじゃないけど、扉がある”

“開けてられますか?”

KKさんの声に反応できたのは意外にもOさん。Jさんは止まるのがやっとらしく、後は……ね;

“無理。触りたくない”

“どれ、それじゃ私が”

躊躇いも無くOさんは扉の取っ手をどこにそんな力がと思うほどの力で鷲掴み、勢いに任せてこじ開けた……。開くんだ……これで誘導説は高確定かなぁ。

“Jさん、開きました、入りますよ?”

“Jさんしゃべれないみたい…で、けど、手で入れって合図をしているように見える”

僕はJさんの背中をさすりながら応えた。

“ではお先に入りま……?”

“どうしました?Oさん”

“ぇえっと。説明するより見てもらったほうが”

そういったままOさんは僕らの位置まで下がった。距離は然程離れていないため、全快に開けられた扉の先はこの位置からでも充分に確認できた。

なんとそこに拡がるのは…………なにこれ;

いや、なにこれ;

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