“夢か現か……”
“夢か現か……”
“何の、ねぇ何の音……”
新しい単語が加わった。妙な謎の音が聞こえてきたのは僕だけではなかった。ちょっと……安心。ちょっとだけ……なのは……そう、
“J氏、ぁのこの今のさ、その……う~~ん”
口火を切ったのはNさんだった。何を云いたいのか、おおよその見当はつく。
“なんだ?チョコ食えよ。話はそれからだ”
ちょっと機嫌が悪いわけではなく、かなり拗ねて機嫌が悪い。それはどんな場でもどんな状況下でもケガ人を出さずに隊員を欠けることなど無くまとめあげる彼のスタンスだと思う。僕の;ようなぼっちでもコミュ症でも煩わしさを感じないように……と考えているけれど……確かに気紛れではあったりもする。いわゆる、呼び名の通り曲者上司たるゆえんのひとつ?かな、と。
“……背中にチャックついてませんよね?”
僕ならたぶん何をしても云っても赦される。どこかの世間では可愛いいが正義らしいから。ウソ。云ってみたかっただけ;
“んなわけねぇだろ……っと云いたいが、確かにダイの件もあるし好い判断だ。相手にとって不足はない、が、お前、まさかダイならOKなのか?”
“ぇえっ……キミそういう趣味だったの?意外だな……”
“ちょっっっ、話し摩り替えないでくださいって;”
“ツイな;”
“まったく、油断も隙もあったもんじゃぁない……僕が冷静沈着でホント良かった”
あ。また本音が漏れてた……まぁいいか。
“ははっは。たとえば、”
“ねぇねぇねぇ、何の音なの、誰か視てきてくれないかな、ねぇねぇ”
ほとんど、BGMになりつつある?KKさんの大きなテンポのいい、いい、、なんだろ;
“、たとえば、皆で共有している今このときが、誰かひとりの現実であって……そのまた別のひとりは別の現実を共有して……いや、供給されているかもしれない……という可能性は否めない”
な、なに言い出すの、このヒト。まいったなぁ、もう;
“どういう、、、意味っすかそれ”
“俺には、皆で今、捕まえられたという現実をお前らと視ているけれど……俺に視えているお前らは実は全て空世の仕組んだ……そう、精巧な贋作。で、他のお前ら……仮に、お前”
そう云って、Nさんを指差した。指すことに意味があるのかどうか……僕には判らない;
“Nの本当の現実は、ここじゃなく俺を含めたここに居るメンバーで別の、そうだな……判りやすい現実で説明すれば、どこかで仕事をしている現実を供給されているのかもしれない”
“……ぁの”
“……ん?なんだ”
まったくわかりません……|(ここは空きれい……でも良いのかもしれない;)
Jさんが、皆からそんな表情を見せ付け突きつけられたらのは……う、う~~~~ん、書くまでも無かった。




