“そのとき弐”
“そのとき弐”
結局、ただの長無駄話……だけで作戦も何もなく囲まれてしまったらしい。仕方なく状況だけは理解するけれど気持ち構えは無理でした;まさかドラマや映画のようにお命頂戴まではいかないとしても僕は。僕は、へ、平和主義なんだから。
“なに、、やっているの?”
Nさんも落ち着かないらしく、あえて今彼らがどの辺りにいるのかなどマスターは何も云わずに深い眠りについたようで。僕も寝たいがそうもいかず、鉛筆を削っていたのだが……;
“ぁ、ぇえ、見ての通り鉛筆を、ね”
“そ、そう。何していいか判らなくて妙なこと始めちゃうときあるな、けど、精神統一にも良さそうだし、俺もやるわ”
“ぁ、鉛筆はたくさんあるけれど鉛筆削りがこれしか無いようなので、これどうぞ。僕はそこにあるカッターで”
“それで削ったことあるの?”
“ないからやってみようかな、と”
精神統一か……うん、判らなくもない。
“それだ!!!!!!”
突如、Jさんが突飛な声をあげた。
“な、なんです?”
“それそれ、鉛筆の芯をもっと細かく削ってくれ、皆も……足りるかな;”
“どういうことです?”
“鉛筆の芯さ。もしかしたら電源系統を狂わせられるかもしれない…というか、ここにあるものでなんとか出来そうなものがそれしか思いつかないだけなんだがね;”
“ぁ……確かに聞いたことがあります;”
妄想癖人からだけど;そこで削らないで、とGSを心配していたっけ;そこまで空世に影響があるとは思わないけれど……やらないよりは……?程度かな。
“どれ、私が芯だけ取り出そう”
“ぇ?どうやって?”
“これでも昔は、鉛筆使いのOちゃんと呼ばれたものよ”
そういって、Oさんは器用に芯を取り出して皆にみせた。
“すっげー、なにそれ”
見事に元の鉛筆が芯と木の部分に分かれ、その木には真ん中に空洞ができていて、そこにさっきまで芯があったことを物語っている。
“ほっほっほっほ。コツがあってな、とは云っても、中にはなかなか出来ないものもあるんじゃ”
なんだろう……この、和やかな、うん。とても対戦前とは思えない、地道な。
“かけるというより、吹き飛ばすんでサキュレターいるな”
“ぁ、ここに。けど2台しかないわ”
“入り口ひとつだし、大丈夫じゃね?”
ぇ?みんな、入り口から入ってくると思っているの?う、う~~~ん;それ以前にそれ、コードついているし電源落とされたらとか、さっきの電磁パールスで作動しないとか……僕の携帯動かないんだよ?
ぁ。無理、考えるのやめよう。僕はここのところおかしいんだ。以前は考えることなんてしなかった派なのに、たぶんね;自分でそう思い込んでいただけかもしれないけれど。
まったり生きるためにはここを乗り切るのみ。とはいえ、一難さってまた一難…なんて言葉、まだ無いから大丈夫だよね?
___こんにちわ。開けてくださいな___




