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“そのとき”

“そのとき”


ところで。

どこで誰が何をやっているのだろう;整備するほどどこかで何か起こっているのか疑問であったりするわけで。照明弾に対抗しようもないだろうし……暴動が起きている様子もうかがえない。街は、自宅待機というただ一点さえ除けば至って平和かのようにさえ映る。

“もっと電磁パールス造れないですか?”

“それは難しいな”

“なんでです?”

“規模が大きすぎてな;俺ら普通世の身の安全の保障という前提で作動させ、且つ量産となるとそれなりの期間やらなにやら必要だろう”

“やっぱ大変なんだな……そりゃそうか”

こんなときドラマとかだったら、きっと強力な裏助っ人とか居たりしてかけつけてくれたり、なんて展開なんだろうけれど実際にそうはいかない。それは僕が遠い昔に、自分が普通なんだと諦めたというか納得せざるを得なかった、それに似ている。

“造れないんじゃない。造らないんじゃ”

“……だ、そうだ”

失礼しました、マスター。それなりの理由があるんですね。

“まず、空世の関与は低層の一部だけとはいえ、ダイたちだけではないだろうから油断はできない。次に地世。彼らは関与は無しとみていいだろう”

“テラノが知らない上、ウチに助けを求めてきたという件からですか?”

“うむ”

そういえば、御手洗(みたらし)くん元気だろうか……あれから全然連絡も無く……。そんな皆のやりとりを見聞きしながら僕はお茶いれをして回る。因みにKKさんは自分でいれた。このままずっとここにいる訳にもいかないだろうけれど他に何をどうしたらいいのやら。先に動いたほうが負け?なんてね。

“そういえば、結局落とされたのは何だったんでしょうか”

“そういや、続報ねぇな……政府集団に落として壊滅でもあるまいし”

“ぇ。……それは強ち無いともいえな、、、、い、この状況。結局さ、歴史的には普通世からの分裂が今の空世なわけでしょ?意外と空世の中層くらいなレベルの普通世がいても何ら不思議ではないよな”

“けど、そこまでの普通世がそういうことするでしょうか?”

“普通世だから、するんじゃね?”

な、なに、その諸刃の刃的な普通世への期待度合い。

そういや前に妄想癖人が云ってたことあったな……“正論には正論を、正攻法には正攻法を、暴論にも正論を”とかなんとか;結局、お前(妄想癖人)が論じるに値しないというSIBの一言で終わったけれど……

そのときだった。

“ぁ。すまん~~~~”

奥から声が聞こえてきた。マスターだ。どうしたんだろ?

“マスター、どうしました?”Jさんが返す。

“囲まれたわ、空世に;ツイお前らのつまらん井戸端会議を子守唄に転寝をしてしまった”

“?今から電磁パールス発動させたらいいのではないのかね”

“できない。奴らの位置が手遅れな範囲に入られたわ。流石、空世;スーは捨て駒的に送られ作動位置がバレたんだな。あとよろしく~俺は寝るわ”

なんですと?!

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