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“ペロリスト弐”

“ペロリスト弐”


“脅かすなよ……”

まだ暗い外に火の気の無いのを確認し……ま、まぁ、上空からというわけではなく、ただの2階から見てホッとした。

“ただの照明弾”っぽいな。

“始めてみた、ねぇねぇ、起こす?また見られるかもよ?”

“……お前さ、花火と勘違いしてないか?この非常時にわくわくしすぎ。不謹慎な”

“……ぁれ?生きてゆく上で必要なのは多少の遊び心じゃないの?それに。本当に不謹慎なのは私なの?おぼっちゃん”

?!な、なんなん?この、自信たっぷりありあり気な物言い。な、なんだろう、この胸の奥の篝火ほどの闘志みたいな僕をふつふつとさせるものは;こいつ、いつか絶対、平伏したい状況に持ち込んでやる……ふははははっははは、、じゃなくて;寝てないから病んできたかもしれない。

はっ!!!!と、そのとき僕は思い出した。結局、アレは誰からの“伝えて”だったのか。

“そういやさ?誰から、アイツらがヤバイと伝えろと言われたの?”

“メールはSIBから~その先は書いてなかったよ~”

“先って?先ってなんだよ”

“……なかなか上がらないね、花火;つまらない。先は、その先だよ。私に来たメールはSIBからで、ヤバいのが今日あんたの近くにいるヤツってだけ”

?????

“ちょ、それって。どういう”

僕は勘違いしていたのか?傍にいる?今日?つまりあの時あの場所にいた全員が対象って意味だったのか?い、いいや。こいつと話しても、、後でSIBが話すのを待つか;

“起こそうか?けど、今起こすと機嫌悪くなりまくりで煩いよ;”

“アイツいつも煩いじゃん”

“ねぇねぇ、軍オタの知り合い居ないの?前に云ってたよね、軍辞めてあんたのとこに入ったとかって”

“もう辞めたから居ない”

……連絡は取ろうと思えば手段はるけれど、こいつには言わない。どうせ話したいとか云うだろうことは予測できるし面倒くさい;

“……連絡取れないの?”

“判んない”

“じゃあ取ってみてよ、試しに”

“うん、はいはい……”

という、空返事で終わりにしたい長無駄話。言葉が足りないのは……ウソではない!と信じて。

“来た、2発目!!!!!”

はいはい、そうだね;……誰が、誰の指示なんだろう?暗いから、というだけの理由ならもっと前から落としていただろうし、そうなら僕が帰ったときにコイツが黙っていられるわけが無い。


長い夜が明ける……。

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