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“力の壁弐”

“力の壁弐”


“……解散;”

暢気な彼がいち早く声をあげた。

“ですねー、ダイ、、、さんを信じるとかそれ以前の話ですわ”

“どういう意味です”

ぇ。なに?思考が見通せるんじゃぁないの?複雑な思考になると読めないとかそんな感じなわけ?

“そんな想像もつかない、信憑性というよりは世レベルの話が目の前で飛躍した展開なんて破綻しすぎて暴落”

“まて;俺は自分にそっくりなダイにちょっと好感が……い、いや、そうじゃなく、講習は済んだのか、お前ら”

たぶん、皆とズレている曲者上司本物?の、その言葉と同時に『ダイ』と名乗る未確認生命体は姿を替えた。替えたというより戻したのかも。その姿は……ぇ。……;

宙に、とても軽やかに淡い羽根が舞った。

“……な。天使かよ?!”

一瞬にして皆の視線を集めた。それはそれは見事な輝きを放ち、なんというか心が酔いそうなほどの幻想的な魔法でもかけられたかのような、ぁあ、そう、妄想癖人がやっているゲームの中でみたような、そう、そんな感じだ。これは身動きできないわ;無理無理、絶対;

“あなたがたのように性別のようなものはありません。そして、天使というものでもなく、どちらかといえば堕とされたため、空世と普通世の中間層というところが妥当でしょうか”

“どっちでもどうでもいいわ、お付き合いしたい”

え。……ま、まぁそうだろうな。僕は興味ないし、どこか信用もしていないけれど。

ところで、天使とは。

空想像上の生命体で、否、稀に目撃したという普通世もいるが、その実態は未だ解明されていない架空の存在である。あるが……空世から追放?された堕天使、、、というのなら納得できるかも……しれない。

それが今、目の前に。いや、まて。これは洗脳かもしれない。そう、集団催眠とか空世ならそれくらい容易いだろうし……ま、まずい、僕まで妄想癖人のクセに感染しているのかもしれない;第一、誰もさっきまでのように何も疑っていない……ような気がする。おかしい、否、おかしいのは僕のほうなのか?????否、このままではどちらにしろ、よろしくない。犬も見えない;アイツ、どこへ行ったんだろ?この大事なときに。できれば今、皆にマーキング攻撃して目を覚まさせて欲しかった。そんな能力はないけれど……希望は持たなきゃ;

“お願いします、世界を救ってください”

その言葉に我に還るものはなく、ただただ皆、洗脳されたかのようにダイの話を淡々と聞き入れている。僕には、そう見えた。


@参ったな……このあとどうしようか;まるで思いつかない;

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