“力の壁”
“力の壁”
“いきなり”……っと、声に出てしまった;
キミ、なんて云わない。僕は白身派ですが;と以前返したことがある。ぁ、突っ込みはそれからは、お前とか、きさまというようになった妙な経緯……結構、根に持つタイプだったりするわけで。やはり、コイツは曲者上司なんかじゃぁなかった。
“なるほど、こちらの情報不足でした”
いつもならなんとなく騒がしい室内が珍しく静まり返っている。
……む;しかもこっちの思考は筒抜けか。困らないから別にいいけど。いいけど、このシーーーーーーーンってのは、な;どうも前から苦手で。
“ぁの、あまりに静まり返っている空間で話すのは正直苦手です;適度にざわついた雰囲気を……”
暢気な相方が口火を切った。羨ましいほどの性格に乾杯。
“なになに?偽者ってこと?こんなに本人なのに?嫁と何かあったわけじゃなく?”
あからさまに徐に、席を立ちソレに近づいてゆく勇気有る行動……に、なるのか?
“ぇえ、違います、私の名前はダイと申します。訳あって今に至ります”
ぇ?それを自己紹介としているのか?面接試験なら通らないレベルな簡潔さだ……素晴らしい。
“俺にはできるだけ近寄らないでくれ。挨拶の握手もお断り”イベントで一緒だった完璧主義者というか潔癖主義者というか;ときどき理解に苦しむことの有る彼。
“承知しました”
“理由は話せないのかね”彼は道を思いっきり間違えたわけじゃなく、ただただ果てしなく通り過ぎた人;
“今はまだ話せません。ですが、私の仲間が後2体います”
不意に扉が開いて入ってきたのは……。
“ぉい、俺も混ぜろ。こんな面白そうなことになっているのに、なんで誰も電話くれないんだよ”
____それは。あまりに曲者過ぎているからだと気づいていないのか……気づいてほしい;
“なにいってんですか、俺ら、あんたが呑み過ぎで代役を頼んだときかされていたんですよ”
そうだった。曲者だからじゃぁないのか;……って、あんた、、、……って;ま、まぁいいか。
“こらこら、俺は上司だぞ、敬え~って;”
まて。コイツは本当に本物なのか?もうどうにでも、後はノド鳴れナマとなれ;
“皆さん、どうぞ聞いてください。彼は本物です”
……それ、どうやって僕らに証明できる?
“あなたがたから私への信頼度はまだ100%ではありませんが、急を要します。ですので、心苦しくはありますが今から話すことを脳裏に刻み付けてください。でなければ……”
“でなければ?つか、俺らの中に、そんな物覚えの良いやついねぇぞ?”
まだ、って。いつかは100%になれる自信でもあるのか?
“大丈夫です。近く全面戦争になり普通世は、ただの一方的な負け戦になり更には世界消滅に等しくなるため嫌でも憶えて頂きます”
_____は?




