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“いつから……”

“いつから……”


“おはよう”

“おはようございます”

……上司の挨拶へ皆それなりに返し、僕も返したら……呼び止められた。先に行こうとしたのに並んで歩く羽目になった。

“ぉい、一昨日は何もなく無事還れたようだな。着いたら連絡くらいしろな”

“ぁ、すみません;着いたら、い、いろいろありまして”

言えやしない、還ってから備蓄戦争が勃発したなんて。

“どうだ?新しい本社は。見違えただろう”

“ぁ。はい、そ、そうですね……まだ、素材臭がなんとも”

“?そうか?俺は花粉症だからいまいち判らんが”

“あ~僕は頭に花粉が入っているので、口にすることが定かではないことはあります”

おかしい、何かおかしい。確かに花粉症だし、酒飲みだし、この恰幅のよさ、この話し方。指輪も時計もしているし、けれど僕にはなんらかの違和感を拭い去れないまま講習が始まった。

“さて。”

いつもと違い、進行が速くスムーズな気がするのは……やはり違和感のせいだろうか?特に変わったことといえば時計はもうお昼になろうとしている。否、もう1つ。何故か、脱線しない;いつもなら例に挙げた話から、とても横道とは言えないほど、戻る道もないくらいな脱線ぷっりを疲労するのだ。有る意味、その脱線のなかったことを考えると?このまま午前で終了させても良いと思えるほどに。だが、法令では8時間以上の~などと決まっているためそれは無いと思う。確ただ。1部の例外というか特例はあるのだけれど。

“続きはまた休憩後に”

子どもの頃のような授業終了のチャイムはならないけれど、それでも休憩のころになると別の呼び鈴ともいえる腹の虫が。

“……なぁ、おかしくね?脱線ゼロだぜ?この後が怖いわ”

“あ……それは僕も気になりました”

“だよな、気味悪い”

“変わりはないですよね、特に”

自然にそこここで昼食をしながらの雑談が始まる。やはり皆が何かしらの違和感を感じているようで、それは僕の周りでも同じだった。

“嫁と何かあったんじゃね?”

“ぇ、まさか離婚寸前とかか?”

そ、そっち???????????????それはないだろう、と思った僕の心の声を押しのけるかのように次の矢が放たれた;

“結構前からさ、うまくいってないらしいぜ?”

……唖然とした。一昨日のこともあるが、元々誰がどうしたとかあまり興味も無く自分とのことでさえ無頓着なわけで;

違和感はそういうことだったのか?たとえば“フリ”をするのに無理が生じはじめ、それが第三者からすると違和感に感じる……それは確かにあるし、わかる。

だが。

残念?なことに、そう思える判断材料を僕は持ち合わせていない……ハズ。つまり、そこまで上司に興味を抱いていた覚えはないぞ???

……;そんな思考を喰い破るかのように休憩を終えた上司が戻ってきた。そしていの一番に僕へ言葉を放った。

“……ぉい、何顔真っ赤にしているんだ……熱でもあるのか?大丈_____”

止めローーーーーーーーーーーーーーーーっッ;

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