“根拠の無い不安”
“根拠の無い不安”
相方によれば、警笛の音が届かずとも、そのマニュアルにそった行動は必須だとい
う。なぜなら、いまいち僕には無いスキルなので理解しがたい……というか……。
ぇえ、精神感応の世界観??らしく、脳内かどっかに半導体のようなものが埋め込
まれているタイプと作業車自体に埋め込まれているものと、なにもなくても可能な
……タイプ;
ついでにきかされた話によれば、上空で作業をしているアレの燃料はガソリンだと
いうこと。作業範囲だけならば対して必要ない量だろうけれど、1リッターで約1
00キロ近くの走行や……飛行などが可能らしい。てっきり、そういうタイプの乗
り物だから水素だったりプルトとかさ……そういうものだと思っていたのだけれど
……。
ガソリンすげぇ……;
今を簡単に説明すれば、冷に強い空タイプと熱に強い地タイプ……そして、普通な
僕ら。元は1つだったらしいけれどね。それは僕の知らないずっとずっと以前の話
なわけで。特に今は興味も無いけれど……気が変わりやすいのがたぶん僕の性分と
思う。
突然、相方から無線が入る。
“すまん、今のまで行かせちゃったわ”
“了解ですー”
そう返しながら、工事車両のバックの確認をしつつ周辺の僕には理解不能な建造物
に注意を払い……ぇ。あれ、外れるんじゃね?と、思った瞬間には笛を吹いていた
……本当に伝わるのだろうか……音はたぶん届いていない……それ以前にどうして
僕らを撰ぶわけ?同じタイプの誘導専門は居ないのか?という疑問がどうしても拭
い去れず残るのだが……
ぁ。
ウチの、今は生まれる前にいた場所に還っている犬が……あろうことか!マーキン
グ攻撃している……;あいつなりに僕を助けようと思ってか、工事車両を止めよう
としたみたいだが……視えているのだろうか……;たぶん視えていたら……ボーダ
ー問題に発展するかもしれない……がその話はいずれまたとしようかな。
警笛に気づいた相方が上空を見上げる。落下による僕らへの支障などの心配はない
ようだが、やはりなにか部品の一部らしきものが不良だったかどうかはここからで
は不明だが、何かが外れ車体ごと何かにのりあげ傾いている。ドライバーは無事だ
ろうか…
作業は一時中断の印しである、狼煙のようなものを放っていた。




