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“出来レース参”

“出来レース参”


“これ、テロとか世対戦みたいなことに発展することってあるんですかね?”

“今のところいつもと変わりはないみたいだけどな。テロならゲリラ戦になるかもしれんなぁ”

ぇ。ゲリラ戦って、武器持って対人戦?それってイヤだな……僕ら……否、僕だけかも;は普通のケンカでさえまともにしたことがないのに。戦うって精々、妄想癖人のやっているようなゲームの中だけだ。無理無理;絶対;だいたいアドレナリンが出て精神的に麻痺している間は何とかなるかもしれないけれど、それがでるまでと何かのきっかけで我に返ったときやその後の事を考えれば無理無理;絶対;ぁあ、親父のような例外もいるだろうけどさ。

あの人は異常。幼心のDNAが細胞で憶えているといってもいいくらい。なにを云っているのか自分でも良く判らないけれど、異常;妄想癖人はべた褒めしたりもするけれど、きっとどちらも異常者なのだと思う。

“視覚化できるものなら場合によりけりで戦える可能性もあるかもしれませんが……もし僕ら自ら戦わなきゃならなくなったら……”

“心配するな、逃げるぞ俺は”

“そうじゃなく、ぇっと、細菌感染とか未知の気体なんかをバラまかれたのが逃げた先だったらどうするんです;おそらく無駄逃げです;今この場所にいるのが得策なんじゃぁ”

だいたい、放射性物質だって今のところ普通世の力だけじゃ見ることさえ出来ないのに……こっちの話は相手に筒抜け、なんとか能力もおそらく皆無;あるのは……って;考えても判らないからま、いっか。だいたい何でゲリラ戦の話なんかになっているんだ。元はなぜ僕の無線に、の話だったはずだ。

“ところで、あの無線は別に僕専用ではなく無差別な誰にでも貸し出し持ち出し可能なハズですよね?”

“そういや、そうだな”

そうなのだ、あの日たまたま持ったというか持たされたのが僕だったというだけで……否、待てよ、あの場所は僕だけか;うーーん……けど、空世レベルの日常ならターゲットへピンポイントは可能だよな。なにがなんだか訳が分からなくなって……ダメだ;左脳螺旋;面倒くさいから、僕だったということでいいや。判っているのは……僕には心当たりがなく、今のところ反何々派などでもない。恨みをかうこと??それは……ないとは云えない;たとえば、ん~~信号に止められることさえ嫌、なんて気分のときもあるってことかな。

“ところで空世の現場は今日は無かったんですか?”

“すべてキャンセル……FAXでな”

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