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"*U日"

"*U日"


過日の日付が変わってすぐに翻訳機機能が追加された試供品、ギヤスコープの調子はどうやら優秀らしきことが判明した。なんといっても、あの恐竜世の話が理解できるということ。これは凄い画期的なことだと思うし、うん本当にね。なんたって、身振り手振りが一切いらないのが嬉しいのと、これからの勤務も捗ることうけあい。というより、もしか……これは過激な勤務が増えるということにもなるのか……;考えないようにしよう、その先は。でも。何故いまさらなのだろうか、と、疑問に思わなくもないのは……やはり、あの晩に見たあの光景が僕の目にやきついているからなわけで。


ところで今日は某Sトンネルに来ている。べ、別に呼ばれたわけじゃぁない、伝説●蛛女とかね;

"あれさ、"と、不意に無線が入る。

実はここにつく前の出来事になる。僕はいつも同乗させていただき現地に入ることが多いのだが、途中の正確な場所までは覚えていない為B地点としよう。実はそこで急激な腹痛におそわれ、普段なら現地まで我慢もするのだけれど全然ダメな我をも忘れるほどの緊急事態におちいった。

"すみません、ピンチデストマッテ"

偶然にも、山道とはいえ、そのB地点のすぐ先にあった店というか、まぁ店でいいか、そこでトイレを借りることができた。

"大丈夫?"

ピンチをなんとか脱出した僕は相方の車に乗り込む。

"はい、おかげさまで。車内を清掃せずにすみますし、なんか急にきて急に去ったみたいな……例えるなら夕立ですかね"

"そりゃなんとも季節はずれな。腹だして寝るなよ!行くか"

……と、発進したものの……玉突き事故があったようで。それを横目に通り過ぎて現地へ向かったのだが。

"あれさ、もしかやばかったんじゃね?…玉突き事故の先頭車両の近くにさ、なんか女っぽぃもんが見えたの俺だけ?"

……僕には見えなかったけれど、コイツ…は反応していたが、それを言えなかったので

"ヤメてください勤務できなくなります;"

"あーすまん、すまん、なんかお前さ、そういうの見えているような気がしたんよね。で、回避緊急腹痛かと;"

そう言い終わらないうちに爆笑し始めた。無線越しに……。

見えてないけど……意外に鋭い人だわ。それ、勤務にも発揮してくれたら……。

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