“*O日”
“*O日”
結局。中止になった、Sトンネル近辺での作業が今日、再開された。
あの日僕の意見が参考にされたようで……けれど、特に作業遅れなどの問題もな
く、しいていえば車両は交換後また調子悪くなったりもして;よくあること……
ではすまされないだろうけれど、怪我人など出したらそれこそ一大事なわけで。
そんなこんなの中、結局、反響しまくっていた犬の鳴き声は解明できず__今も
聞こえるんだ、これが。
水はたまり続けている……おそらくトンネルの上に。そこから更にあふれ出した
ものが下に流れたまり続けているものだと思う。
あの日、メール三昧だったのは言うまでもなく、僕は返さないけどね;還ったそ
ばから質問攻めなのは予想していたけれど、いたのに、質問攻めなどという生易
しいものではなく、近くに何々があって何々のところに居たんでしょ、そうなん
でしょ!!と、断定され告げられたときには流石に……
なにこの人。誰;
何を言っているんだろう状態でしたが、ぇえ、そうです、そこにそれがあり僕は
そこに居ました、とそう言えば満足か?と思ったので、全て違うし、とだけ伝え
たが……表情読んでんじゃね?
バレバレなのはいうまでもない。更に、犬が鳴いているのはとある都市伝説の話
に出てくるもの関係ではないらしぃ。というのも噂話があってね……その話はま
た次ということで。取り敢えず、らしい、の話。じゃぁ一体何?
実はそこでね、と、わけのわからないことを、また;また。始まった。
よくもこう適当なことを真実味を帯びさせて言えるものだな、と。
うちの詐欺師は最強かつ健在です;
コイツは未だ、離れない。
その答えが今、判った。しっぽを振っている、実際は、様に、見える。だけど;
黒い人のような影。でも人だと判るのはシルエットが帽子を被って、この季節な
のに厚手のコートというよりマントを着ているような感じで……感覚的に一体い
つの時代の人?現代ではない気がする。おそらく、なんだっけ。
革命のあったあたりに居そうな容姿に視える、ただの真っ黒な影。立体感がある
気がするので……言葉で説明するのがホント難しい;
見詰め合って、20秒ほどか……否、実際は向き合っているようなただの錯覚で
視線があっているわけではないのだろうけれど、それはそっと消え去った。
僕には見えなくなった。
無論、近くの誰にも見えていないと思う。この、誰にでもしっぽを振るアホ犬だ
けが感知しているようで。




