悪魔
三話投稿
質問タイムだ。
聞きたいことが山ほどある。
「ここはどこだ?」
「んーとな。えっと城塞都市ブリーズだったけな?たぶん人間達はそう言ってた」
人間達?ブリーズ?
まるで、俺とラッツが人間じゃないみたいな言い方だな、、、
ブリーズなんて都市は地球にはないし、城塞都市なんて物騒なものは地球にはなかった。
まぁいい・・・
わからないことが多すぎる。
「おまえはなんなんだ!なぜ尻尾がある?そしてブリーズはなぜこんなに荒れている?」
なんだか偉そうな質問の仕方になったが、まぁこの男なら大丈夫だろう、、、
「なんだって?それは俺が悪魔だからだよ。自己紹介がまだだったな。えーと、俺は怠惰の悪魔、ベルゼブブ様の眷属のラッツ。こんななりだが中位悪魔だ。中位悪魔はなかなかいなくてよだいたいが下位悪魔でよ。中位悪魔で始めにあったのはおまえさんってわけだな。よろしくな! それでブリーズがこんなになってるのは悪魔将のデカラピア様を召喚した馬鹿がいてよ、そんでその馬鹿がデカラピア様をキレさせちまって、城塞都市ブリーズは血祭りになった訳だ。で城塞都市ブリーズの人を生贄に俺達や下位悪魔上位悪魔様も召喚されたみたいだな。そして今に至る。いやー自由っていいね。デカラピア様は召喚制約なしで俺達を召喚したから、あの魔界に戻らなくていいしさ最高だぜ。」
・・・
俺が悪魔?
「なっ・・・。」
言葉がでない。
お尻を、確認すると尻尾が生えていた・・・
俺は自分が人間だったことを思い出した
この感覚は尻尾によるものだったのか、尻尾を動かし、尻尾が動かせるか確かめる。
自分の意思で動かせるようだ。
なんだか手が一つ増えた感じがする
また聞き慣れない単語があったな
俺達が悪魔?
見た目は豚のように太った中年親父だが、酒臭い中年親父は見た目に似つかわしくない尻尾が生えている、違和感がありすぎるが悪魔に見えなくもない整った顔をしている。
おそらく俺もラッツも悪魔なのだろう。
召喚されたとか言っているが制約というものがないらしいし、自由なのだろう。
怠惰の悪魔、、、。 七つの大罪か?
なんかヤバイ感じがするなプンプンする。
デカラピアとかいう悪魔もヤバそうだ、城塞都市を一人で滅ぼしたとなると、あまりよく知らない俺でもわかる。そいつを一度見てみたいものだ。
俺が驚いた後に考え事をしていると
「なんだい?名前持ち《ネームド》持ちの俺に恐れを成したか、まあ俺強いし、見直したろ?まぁさっきの無礼は許してやるさ、同じ階級だしよ、話相手になってくれんだろ?おまえさんは立派な鱗があるから憤怒の悪魔ルシファー様の眷属か、、、。ルシファー様っていったら悪魔中、最強だな!まぁベルゼブブ様も強いけどな! なんにせよだ仲良くしようぜ!」
ドヤ顔が少しウザい。
また聞き慣れない単語があったな、、、。
ルシファー様、ベルゼブブ様?
やはり七つの大罪か?
階級?
名前持ち《ネームド》?
わからないことが多すぎる。
自分が人間で死んでいたはずなのに悪魔になっていた。冗談じゃない!
自分はなにか罪を犯したか?
鱗?
改めて自分の体を見ると自分はゲームにいるリザードマンのような姿だった、、、。
「まぁ、今日は呑もうぜ相棒!」
いつから俺はおまえの相棒になったんだよ!
いろいろツッコミたいことがある。
わからないことも多すぎる。
あぁ俺はどうなるんだ・・・
「そうだな」
酒の力は偉大だ。俺はヤケクソになりこの日、俺は浴びるほど酒(?)をのんだ。俺とラッツが酔い潰れるのはほぼ同時だった。
文字数増やしました。勢いで書いたので書き直しました。
9/8改訂しました。