第九話 二度目の誓い
タイムリープという重大な秘密を共有したセフィラとイゼルは、運命に対する最終的な選択を迫られた。セフィラは、時の異変という宿命を克服し、「現在」を生きるという強い決意を下した。
「イゼル。私は、過去の私がそうであったように、あなたに永遠の孤独を残さないという悲壮な誓いを立てて、あなたを拒絶した。ですが、あなたは、二度にわたる時間を超えて、私を愛してくれた。もう逃げません。今この瞬間を、あなたと共に全力で生きたい」
セフィラは、騎士としての使命を、「イゼルの永遠の伴侶」という新たな高貴な使命へと書き換えることを決意した。
イゼルは、セフィラの二度の愛と、時間の流れを超越した決意に対し、エルフの永遠の誓いを荘厳に立てた。
「セフィラ。あなたの短い命の輝きは、私にとって何物にも代えがたい尊厳です。私は、あなたの二つの時間、そしてあなたが後に残した全ての記憶を全て愛する。あなたの生命の軌跡は、私の永遠の記憶において、二倍の輝きを放つでしょう」
イゼルは、エルフの秘術に関する一つの厳粛な提案をした。
「あなたの命の時限を人為的に引き延ばすことは不可能ですが、私は数十年周期で深い眠りにつき、あなたの時間の流れに可能な限り同調します。あるいは、あなたの子孫と共に、あなたの記憶と、その高潔な剣の物語を永遠に語り継ぐ」
セフィラは、イゼルの求婚を承諾した。
「イゼル。私と共に生を全うしてください。そして、私が死を迎えた後、私の剣の物語を、あなたの永遠の森で永遠に語り継いでほしい」




