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時を巡る想い人 ~死に際にタイムリープした女騎士は最愛のエルフと寄り添いたい~  作者: 極北すばる


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8/10

第八話 予言の言葉と明かされた真実

 セフィラとイゼルは、旅の途中で、過去のセフィラが関わるはずだった重大な事件に遭遇した。それは、未来の記憶では、セフィラが致命的な重傷を負うことで辛うじて解決に至る事件だった。


 セフィラは、イゼルに平穏な永遠の道を歩ませるため、その危険な出来事から遠ざかろうとした。しかし、イゼルは、セフィラの異常な行動パターンから、タイムリープの秘密に関する確信を得る。


「セフィラ!あなたは、まるで未来に起こる出来事を予見しているかのような不自然な行動をとっている!」


 セフィラは、イゼルの鋭い洞察力に驚愕しながらも、運命を変えるという大きな目的のために、事件に敢えて介入した。その際、セフィラは、未来の記憶に基づく「予言」のような決定的な言葉をうっかり口にし、イゼルにタイムリープの秘密を全て明かしてしまう。


「この先の通路には毒の罠が仕掛けられている!未来において、私はここで命を散らしたのだ!」


 セフィラは、秘密を明かした絶望的な現実に打ちひしがれ、イゼルに最後の決別を告げようとした。


「イゼル…私は、時の流れを逆行させた人間です。あなたの永遠という神聖な秩序を狂わせたのは、この私だ。どうか、私を記憶の彼方へ追放してください…」


 イゼルは、セフィラがタイムリープという運命の異変を経験したことを知りながらも、冷静だった。彼は、セフィラが「二度にわたって私を愛してくれた」という事実、そして「孤独と責任感」という高潔な動機から「二度も私を拒絶した」という崇高な行動に、深い感銘を受けた。


「セフィラ。あなたの時間の流れは、私にとって何の問題もありません。あなたは、二度も私の前に現れ、二度も私に愛を捧げてくれた。あなたの存在の輝きこそが、私の永遠の時間にとって、何にも代えがたい定義なんですよ」


 イゼルは、セフィラに優しく、そして厳かに告げた。彼の言葉は、セフィラの孤独と責任感という重荷を優しく包み込んだ。セフィラは、時を超越した愛という壮大な恵みに、涙を流した。

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