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【プロットタイプ】取り留めのない会話

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

まーんま、その通りのタイトル。山も無ければ谷もねぇ。ケーキ美味しい。ハーブティー美味しい。~完~

俺の同居人、千房鏡花は様々な趣味を生業としている。何かに夢中になれればそれで良い。其れが趣味であると定義する性格故、満たしてくれるものにはかなり貪欲。そして今、俺と諭羅を連れて、カフェに訪れていた。


雑居ビルの三階。画廊を備えたカフェの四人席に腰掛ける。開店と同時に入店したせいか、客はほぼいない。聞こえてくるのは女性の甘いラップだった。その空気にでも合わせる様に、鏡花が晴れやかな声で切り出した。

「瑠衣たんは兎も角、ゆらりぃまで来てくれるとは思わなかったよ〜」

「気になっていたからね。滅多に食べられないというのは、私も知っていたし」

鏡花は好みのものに目を向けると見境が無くなる。誰よりも早く計画を立て、最後まで完遂出来るよう手を回す。普段の法外に破天荒な性格からは考えられないが、その点は諭羅も高く買っている様で、興味が引かれたものに関しては同行することがある。

俺達は差し出されたメニューを元に、視線を泳がせる。平日限定のものは全てタルトだった。モンブランとフルーツとバナナ。三者三葉、それぞれがそれぞれのものを頼み、背筋を伸ばす。

「珍しいもの、好き? もしかして結構ミーハー?」

「お前ほどでは無いだろう」

飽きが来るまで過食と暴食を繰り返し、ブレーキが掛かればそれでお終い。また新しいものを探しに放浪を繰り返す。対して諭羅にはそこまで強い好奇心というものが存在しない様に思える。何方らか言えば静かに自分の世界を守り続けている様な。

そんな此奴が鏡花に合わせているという事は、それなりに気の置けない友人として認めているという事か。鏡花に言わせれば、自分は嫌われているらしいが。

「ハーブティーか?」

「梯子予定だから。自律神経壊さない様に、これでも結構気を付けているんだよ」

根っからのカフェイン中毒者が珍しい。しかし静かに口を付けると、ただ徐にポロリと感想を零した。

「甘い。花の蜜って感じの味。ゆらりぃみたい」

「此奴に例えるなら渋さと苦さが足りないんじゃないか」

「そうだね」

なんの取り留めのない会話。先週の鏡花が願っても出来なかった日常。其れが今、此奴にある。

結局、カフェよりも純喫茶の方が好きなのだと思い知って、話を書いてます。でもケーキ美味しかった〜。


バナナクリームのタルトを頂きましたが、

断面を見せるためだけにバナナがある訳じゃない。

ワンカット端から端まできちんとバナナ(?)

クリームもバナナ濃いめ。濃厚で、硬めのクリーム。

下のタルト生地は二層型。

しっとり柔らかと、しっかり固め。

最後の耳はボリボリボリと手で食べました。


ハーブティーがさぁ〜、ティーパックで頂くよりもすげぇ甘くて〜。花の蜜〜って感じなんですよぉ。素朴な花畑が見えました。感動しちったぁ。


でもやっぱ純喫茶が好き。

という謎のコメントを残して話を終えます。

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