表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常のツナ  作者: ツナのともだち
3/45

国語のノート

 クラスに着いたら、席に座ってノートを写している者、多数。


 国語のノート提出か。忘れていた。


 国語のセンセーは板書をしない。口頭の説明でノートを作れという。そりゃ、無理だろ。


 ほとんど書けてなかったり、中途半端な者は、完成ノートを借りて写すことになる。


 私は中途半端だ。

 出遅れたあたしに、完成ノートを貸してくれるものはいない。


 クラスにいないなら、他クラスに借りに行くしかない。奴のクラスは午後のはず、奴から借りよう。真面目だから完成ノートまでいかなくても、あたしのよりはマシだ。


 奴のところに行って事情を話すと、まだノートは手元にあり、貸してくれた。


 去年オナクラだった女がこちらを見て、えーーって顔をしている。


 完成ノートがないんだよ、ノート借りて、なんで驚く?


 あとで知ったのだが、交換日記をしていると勘違いしたという。ちょうどその日の朝、他クラス女子がある男に交換日記を渡すところを見たので、ツナも、と思ってしまったらしい。

 

 ふつうのノートでしないでしょと、その女に言ったら、ツナなら、ふつうのノートを絶対使うと思う、と力説された。


 いや、かわいいノートを使うよ、それ以前の問題として、絶対交換日記なんてしない、と言ったら、大笑いされた。


 いやいや、笑い過ぎでしょ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ