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日常のツナ  作者: ツナのともだち
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金木犀  

 十月になると、どこから香ってくるのかわからないけど、通学路で金木犀の香りがする。特に登校のときの香りは強い。下校のときにはあまり感じたことがない気がする。


 この香りは三年目の香り。新しく引っ越した先でも金木犀は香るが、こことは同じ香りでも思い出が違うせいか、違う感じがする。香りは独立して存在していない、思い出といつもセットな感じがする。


 以前は、引っ越し前は、たまたま登校が重なって奴と一緒になることがあった。


 秋の、金木犀の香る中、奴と歩いたことをよく覚えている。回数は覚えていない。よく覚えているから十回ぐらいあるのかもしれないが、きっと一回きりだろう。


 一年間通しても、たまたまの一緒の登校なんて、五回もなかったから。



 金木犀の香りの中、あたしはひとりじゃない。


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