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日常のツナ  作者: ツナのともだち
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ツナの後悔 その後

 奴とはいつも、校門前で待ち合わせだ。

 着替えて校門に行くと、ちゃんと奴がいる。男は着替えが早い。


 あたしが引っ越ししてるの、ちゃんと覚えてたのか。それでオーケー出したのか。ずいぶん人がいいな。


 商店街を通って、駅に向かう。いつもの通り慣れた道だ。


 親と歩いた。

 ミチたちと歩いた。

 一人でも歩いた。

 こいつと歩くのは初めてだ。店がたくさんあって落ち着かない通りだと、今、気がついた。


 帰りは駅の本屋で本を買うらしい。どうせ漫画だろう。いや、こいつは真面目だから、小説か?


 道々はいつも通りの雑談をした。ともだちのこと、授業のこと、センセーのこと。おもしろい話や愚痴だ。


 引っ越した新しい家を見るのは初めてだろう。普通の家だよ。


 引っ越す前と同じように、また、じゃあね、で別れた。


 奴、送らずにまっすぐ家に帰ったら、一時間半、早く帰れたはずだ。さすがに、悪いことをした。







 今日は、ぜっったい、早く寝ようと思った。




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