「処女作」があるのになぜ「童貞作」がないのか?
タイトルは本文と一切関係がありません……申し訳ない。
自分の人生のなかで唯一「空白期間」の高校時代。私はその穴埋めをすべく「学園ラブコメ」を書こうと決めました。
まず手はじめに、短編を書いてみることにしました。学園コメディーです……ラブはほぼありません。
このエッセイの冒頭で述べましたが、私は「人を笑わせる」のが好きです。冒頭まで戻るの面倒くさいでしょうからここにもう一度書きますね。
・何か新しいことにチャレンジしたい。
・人を笑わせたい。
・他人と同じことをしたくない……です。
以降も私の行動は全てこの3つに基づいて行われております。はい! ここ、テストに出まーす!
なので基本的に書きたいのは「学園」と「コメディー」です。「ラブ」と「地元が舞台」はその次のステップです。
この時点でパッと頭に浮かんだのが、遅刻ギリギリでパンを咥えながら走っている女子が通学路で見知らぬ男子と正面衝突、そしたらその男子が転校生だった……という少女漫画などでは有名な「お約束」。このシチュエーションを使ってみようと考えました。
このシチュエーションは基本的に女子の視点で描かれますが、あえて男子の視点でストーリーを考えてみました。実は男子の方がわざとぶつかるように計画していたとしたら? と……。
何度も失敗を繰り返すという設定……転校生だとぶつかるのは1回限りになってしまうので「他校の生徒」と設定を変えました。
タイトルは「らのべのてんかい」にしました。本当なら「少女マンガの展開」ですが、小説投稿サイトなのでラノベの方がよいと考えたからです。すべて平仮名にした理由は「小説を読もう!」で一覧を見たときに平仮名の方が目立つんじゃないかなぁ~っと思ったからです……それだけの理由です。
当初は主人公が目的を達成して思い残すことなく死んでいく……というオチでしたが、「小説家になろう」が異世界モノばかりだったので、それに寄せる形であのような展開に変えてみました。
こうして書き上げた「処女作」、何度も何度も見直して[投稿する]をクリックするときはメチャクチャ緊張しました。
小説の書き方など全くわからない状態で投稿したこの話……今、改めて読み直すと修正したい部分が山ほどありますが、あえて改稿はしません。後に書く小説と比較して自分の成長度合いを見たいからです。
そんな思い出の作品です……もうすぐ2年になります。
成長したかなぁ……?
ここまで読んでいただき本当に申し訳ない。
次回は、私が絶対に書かないと決めた設定と「ある出会い」です。