アニメ「ゆるキャン△」との出会い
新型コロナウイルスの感染拡大は私の趣味に大きく影響しました。
緊急事態宣言が出され、不要不急の外出を控えるという風潮が強くなりました。私は山梨県内の各地を巡って写真を撮り歩いていましたが、私の行動はまさに「不要不急の外出」です……何の必要性もありません。
しばらくの間は撮り溜めした画像を使っていましたが、やがてそのストックも底を尽き……ブログ(サイト)の継続も困難になりました。「毎日更新」をモットーにしていましたが、あきらめざるを得ない状況に追いやられてしまったのです。
仕方ない、ブログはあきらめよう。ただ、こんな状況下でも……
――何か新しいことにチャレンジしたい!
不要不急の外出が制限され、いわゆる「おうち時間」が増えた中で一体何をすればよいのか? そんなとき私は、あるアニメを思い出しました。
――そうだ、「ゆるキャン△」だ!!
実はブログにハマっていたとき、県のサイトでアニメ「ゆるキャン△」の存在を知りました。
――山梨を舞台にしたアニメがある。
前回書きましたが、私は中高とアニメにどハマりしていました。しかし社会人になって「陰キャからの脱出」を模索していた私はアニメからめちゃくちゃ距離を置いていたのです。
ですが「山梨」という共通項で興味を持った私はさっそく、アニメとマンガで「ゆるキャン△」を見ました……すると、
――このハッピードリンクショップ……今はもう無いよな?
――あれ? これって信玄橋じゃん!
県内各地を巡り歩いていた私は、見ただけでどの場所を描いているのかすぐにわかりました。やがて私は「ゆるキャン△」で描かれている風景を訪れては写真を撮るようになっていました。
いわゆる『聖地巡礼』です。
ある日書店で「ゆるキャン△」の単行本を探していたとき、同じく山梨を舞台にした「スーパーカブ」というマンガ(原作は小説)の存在も知り、同時に訪れるようになりました(ちなみに「スーパーカブ」コミックス第6巻142ページに出てくるコンビニは私の家の近所です)。
聖地巡礼は楽しかったです。マンガやアニメで描かれている場所を実際の風景で確認すると、今まで気にも掛けていなかった場所がまるで観光地のように新鮮に思えてきました。
そんなことを思い出した私は、ふと考えたのです。
――山梨を舞台にした物語……描いてみたいなぁ。
でも、この流れなら普通はマンガ描きますよね?
なぜ小説を書こうとしたのか? その理由は次回!
ここまで読んでいただき本当に申し訳ない。
次回は……心当たりのある人が居そうな話です。