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10万ヒットお礼 シャオと由那とフリートーク

由那 「時の息吹のPVアクセス数が10万ヒットに達しました。皆さん、本当にありがとうございます」

シャオ 『うむ。我としても喜ばしい事だ』

由那 「でも予想以上に早く到達したらしくて、企画に登場させる予定だった人物がまだ本編に出てきていないとか。だから私たちがここに呼ばれたみたいね」

シャオ 『確かにそれでは出しようがないな』

由那 「うん。そうだね。突然企画で登場させて、説明のために脚注立てるなんてやってられないものね。ネタバレは作者も避けたいだろうし」

シャオ 『それは面倒だな。逆にややこしくなるぞ』

由那 「そうね。でも私に言わせれば、見通しの立てられない人間ほど使えないものはないと思うけれど、ね」

シャオ 『……手厳しいな』

由那 「そう?」

シャオ 『…………』

由那 「シャオ? どうかした?」

シャオ 『…否。なんでもない』

由那 「そう。ならいいけど。でも、いくら企画が思い付かないからって私たちに押し付けるなんて無責任すぎると思わない?」

シャオ 『確かに無責任だな』

由那 「で、どうしようか? フリートークみたいだけど」

シャオ 『フリートーク以前に、我はこの題名に不満があるぞ』

由那 「確かに。ちょっと安易すぎよね。いくら時間がなかったからとは言え、もう少し何かあったでしょうに」

シャオ 『我が言っているのはそうではない』

由那 「?」

シャオ 『何故、我の名が主よりも先なのだ』

由那 「え…、シャオ。不満ってもしかしてそれ?」

シャオ 『無論だ』

由那 「や、えっと…。た、たぶん響き的なもの、かな。たぶん」

シャオ 『主は我の主人ぞ? その主を差し置いて我の名が一番に来るなどおかしいとは思わぬのか?』

由那 「うーん…、あんまり。そんな大仰なものでもないと思うよ。こっちと違ってあちらはあまり上下関係の厳しい世界じゃないからね。本当に響きの良さ程度のものだと思うけど」

シャオ 『本当にそれだけか?』

由那 「安易な作者だからね」

シャオ 『……うむ。それは否定せぬが』

由那 「まあいいじゃない。それよりも、折角だからこの場で私たちの裏設定なんかを暴露しちゃいましょう!」

シャオ 『良いのか? そんな勝手に』

由那 「私たちにフォローさせる作者が悪いと思わない? 己の失態は己のみで解決すべきでしょ?」

シャオ ―――鬼だ…。確実に憂さ晴らしだ、これは。―――

由那 「うん? シャオ。今何か変なこと思った?」

シャオ 『い、否。我は何も思っておらぬ…』

由那 「そ? ならいいけど」

シャオ ―――か、感の鋭い主だ。―――

由那 「まあいいわ。それじゃあ、何から暴露しようかな?」

シャオ 『…………』

由那 「あ、そうね。こんなのはどう?」

シャオ 『な、何だ?』

由那 「私やシャオの初期設定」

シャオ 『初期…? 我らに初期設定なるものがあったのか?』

由那 「ふ…。今でも十分曖昧だけどね。口調なんか特に定着してないし」

シャオ 『…………(それは主の性格が起因していると思うぞ)』

由那 「まあいいけど。えーっと、初期設定ね。へぇ…。私も随分変わったみたい」

シャオ 『主に変更点があったのか?』

由那 「一番の変更点は性格かな。初期の資料によると、私は見た目も中身も聖女のような人物って書いてある。イメージカラーは純真ならぬ純白だって」

シャオ 『………………………そ、うか。随分変わったのだな』

由那 「人によって丁寧語になったりする所は変わらないけど、以前の私は本当に心からの言葉を掛ける性格だったみたい。

     ……あら。それは心外ね。今の私も純粋に心からの言葉を掛けてるつもりだけれど?」

シャオ 『ある意味、と言うべきでは…』

由那 「うん? シャオ。何か言ったかしら?」

シャオ 『い、否。我は何も言ってはおらぬ』

由那 「…初期の私は相当な人嫌いだったみたい。両親の事は相変わらずだけど、親しい友人は作らずに表面上の付き合いをする人物って書いてある。人に極力関わらない一匹狼タイプっていうのかな?」

シャオ 『現在と随分違うな。主は友好的な方だ』

由那 「そうね。でも、本当の意味で人と向き合う付き合い方をしていないのは確かだけどね」

シャオ 『主……』

由那 「大丈夫。そんな不安そうな顔しないで。……あ。シャオのもある。今読むからちょっと待って」

シャオ 『我のも?』

由那 「うん。シャオはですます口調。…だって」

シャオ 『我がか?』

由那 「たぶん私と被るから却下されたんだろうね。私も普段はですます口調だし」

シャオ 『それで今の我の口調になったのか』

由那 「みたいね。もしこの設定のままだったら今とは大分違う印象だったね」

シャオ 『そのようだな』

由那 「あと、今語れる範囲の人では…カイルかな? あ。ちょうど良かった。ねえ、カイル!」

カイル 「ユーナ。シャオウロウも。どうしたんだ? こんなところで」

由那 「うん、ちょっとね。折角だからカイルも会話に参加していかない?」

カイル 「ああ。ちょうど今仕事終わりだから別に良いけど」

由那 「そうなの。お疲れ様」

カイル 「それで話に参加って一体何やってるんだ?」

由那 「ネタ暴露?」

カイル 「は?」

由那 「ううん。こっちの話。早速だけど本題に移るね。

     えーっと、なになに? カイルはシャオウロウを発見し、動転した村人その1だった。……って、え?」

カイル 「村人その1?」

シャオ 『村人その1…』

由那 「カイルって実はモブキャラだったんだ…」

シャオ 『脇役ですらなかったのだな』

由那 「そう、みたい…」

カイル 「モブ? 一体何の話してるんだ?」

由那 「あ…ううん。何でもない。何でもないよ。引き止めてごめん。先に帰ってて」

カイル 「? ああ。わかった」(怪訝そうに立ち去る)

シャオ 『………この際、真実を語ってやるべきではないか?』

由那 「人間には時として沈黙すべき時もあると思う。ううん。そう思ってあげて。カイルのために」

シャオ 『あの小僧は好かぬが…、うむ。そうしよう。我も鬼ではないゆえ、あの小僧に掛ける情けくらいは持ち合わせておる』

由那 「…………」

シャオ 『…………』

由那 「…………」

シャオ 『主よ。続けなくて良いのか?』

由那 「ん…なんか、とても気の毒なことをしてしまった気がして」

シャオ 『そうやもしれぬ。我も少しばかり胸の奥が痛む』

由那 「せめて今は活躍を持たせてあげましょう。せっかく出番を得られたカイルに」

シャオ 『うむ。そうだな。

      して、主よ。もう気は済んだのか?』

由那 「え? ああ、そうね。気が削がれたのは確かかな。あまり触れてはいけない箱だってことも分かったし」

シャオ 『そのようだ』

由那 「あまり纏まりのないトークになっちゃったね。こんなのがお礼で本当に良かったのかな?」

シャオ 『分からぬ。我も判断しかねる』

由那 「うーん…。まあ、いいよ。結局は作者の怠慢のせいなんだから」

シャオ 『否定はせぬ』

由那 「あ。巻きが出てる。という事は、これで良いみたいだね」

シャオ 『締めの台詞とか言うべきではないか?』

由那 「それも私たちに言わせる気なのね」

シャオ 『職務怠慢だな』

由那 「まあ、それでも構わないけど。今更口を挟む度胸なんて作者には無さそうだから」

シャオ 『我も同意見だ』

由那 「シャオ、準備は良い?」

シャオ 『うむ』

由那 「皆さん。だらだらと長いトークだったにも拘らず、ここまでお付き合いくださって本当にありがとうございます。作者に代わってお礼を申し上げます。

     取り留めのない内容になりましたが、これを10万ヒットのお礼企画とさせていただきます。…だそうです」

シャオ 『本当に取り留めのないものになったが、10万ヒット感謝しておる』

由那 「それではまた、物語でお会いしましょう」

シャオ 『うむ。待っておるぞ』


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