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男の子が女の子になっちゃった話。  作者: ふぁーれいす
プロローグ 春休み
4/6

第4話 男の子は女の子としてしつけられる話。

投稿遅くなってしまってホント、すいません...!

半月も待たせてしまいましたね...

「疲れた...」


母さんに連れ回されて疲れきった俺は、家に帰るやいなやソファーにドサッと倒れこんだ。



「あら、遥ちゃん、だらしないわね。この機会に女の子としての過ごし方も仕込んじゃおうかしら。」


「えっ...」


なにそれ面倒くさそう...


「まずその座り方。もしスカートだったらパンツ丸見えよ?誘ってるとしてもその座り方はアウトね。股は閉じなさい。」


「え~、めんど...」


「あら、逆らうの?どうしようかしらね...お小遣いでも減らそうかしらね...」


「はいわかりましたスイマセン」


「よろしい。」


そんな強引な...


「次に言葉遣いね。まず乱暴なのはダメなのは当然として品が無いのもNGね。」


「うへぇ...」


「それもダメよ。」


「ハイ。」


「それから一人称も俺じゃなくしなさい?」


「オス。」


「体育会系ぽいのもダメです。」


「すいませんでした。」


「服もいままでみたいにあるもの適当に着ないで組み合わせとか考えて着なさいね。」


「えぇ...お...私、服のセンスとかないよ?」


「まぁ、しばらくは手伝ってあげるわよ。」


「アリガトウゴザイマス」


なんかこわいなあ...


「ところで遥ちゃん、これからやりたいことある?」


「いや、特に無いけど...」


「それじゃ、お料理でもしてみる?」


「うん、いいけど...」


俺の料理スキルなんて簡単なものをレシピ見て作れるくらいで終わってるんだよね...

中学の家庭科でやった調理実習なんて見る専門だったし。


「なに作るの?」


「そうねぇ、最初だし簡単なのにしましょうか。オムレツとサラダ作ってちょうだい。」


「うん。」


よかった、俺でも何とかなりそうだ。


「さすがにサラダくらいすぐ作れるわよね?私、他のもの準備してるから作っててね。あ、野菜は冷蔵庫に入ってるの使ってね。」


「わかった。」


さぁ作るぞ。冷蔵庫には...トマト、キュウリ、キャベツ...これで作れそうだな。


「とりあえずキャベツむしろ...」


「遥ちゃ~ん、野菜洗いなさいよ~」


あっ、忘れてた。


「は~い。」


...気を取り直して洗ったキャベツをむしり始める。


「キャベツむしるだけなら、楽だな...」


あらかたむしり終わったかな。じゃあ、キュウリ切ろうかな。輪切りだな。

...割と切るの難しいな...力入れて切ろうとするとズレちゃうし...


「いでっ!」


指切った。


「あら遥ちゃん、指切っちゃった?そしたら、お母さんが舐めて治してあげるわ...ハアハア」


あ、危ない感じの母さんだ。


「い、いや、絆創膏はれば大丈夫だから!」


「良いから舐めさせなさい」


「やだよ!」


逃げよう。逃げて絆創膏はろう。


「あ、ちょ、遥ちゃん待ちなさい!」


「またない!」



*****



何とか絆創膏をはったので料理再開。


「切らないように注意して...」


俺はキュウリを切り刻んでいく。


「ふぅ、やっと終わった...」


まぁ、形はいびつだけど、気にしない気にしない。

あとはトマトを切って終わりだな。



*****



「母さん、終わったよ。」


「じゃあ、オムレツ作ってね。」


「うん。」


「じゃ、とりあえず焼いてみて。焦がしちゃダメよ?」


「うん、やってみる。」


「...これ意外と難しいな...」


何とかスクランブルエッグとオムレツの中間みたいなものができた。うん、見た目なんて知るか。


「まあ、食べられそうだしよしとするわ。あとで練習ね。」


「ハイ。」


ガチャリ


「あ、父さんおかえり~」


「ただいま遥。ちょっと疲れたし、一緒に風呂でも入らないか?」


「やだ。」


あ、父さん死んだ。帰るやいなや何を言い出すかね我が父君は。


「あ、遥ちゃん、ちょっといいこと思いついたわ。ケチャップかけましょ。」


「あ、うん。」


俺がケチャップを手に取ると後ろから手が回されて母さんもケチャップを握る。


「ん?母さん何?」


「いや、文字を書こうとね...」


「ん?...L...O...V...E...て、ラブってこれどうするのさ?」


「もちろん父さんにあげてみるのよ?」


「まってそれお...じゃない私の身が危ない。」


「え?」


これ絶対楽しもうとしてるでしょ...


「てか、夕食にオムレツって何なのかなっておもったらこのためだったの?」


「まあ、ほんとは私のにやってもらうつもりだったけど。」


「やめてね?」



*****



「いただきます!」


「遥がLOVEって書いてくれた...俺もう死んでもいいや...」


「ちょっと!?」


何を言い出すか。


「このオムレツ...?すっごく美味しいぞ。」


なんかちょっと疑問形なのが気になるけど、美味しいって言われると素直にうれしいな...


「ありがと。」


「あ、今の顔ものすごく可愛いわよ...」


何なんだこの母親は...

そんなこんなくだらない話をしながら俺たち三人は夕食を食べるのだった。

次は遥の置かれてる現状が少し分かる話です。

もし、明日投稿できなかったら、一ヶ月以上投稿できないかもしれません...

お待たせしないようにがんばります...!!

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