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男の子が女の子になっちゃった話。  作者: ふぁーれいす
プロローグ 春休み
1/6

第1話 男の子が女の子になっちゃった話。

初投稿作品です。

温かい目で見ていただけると...


「ふあぁぁ~あ」


 午前六時。普段どおりに俺、高橋遥のつまんない一日が始まる…

と俺は思っていた。

ん…肩が重いな…寝違えたかな? まあ、いっか。

ふだんどおり、顔を洗いに部屋を出…


スカッ


「あれ?」


ウチのドアノブこんなに高かったっけかな…

ねぼけてたかな…早く顔洗おう…

ちなみに俺の部屋が二階で洗面所がいっかいにある。毎朝階段下りるのめんどくさいんだよな…

そんな思考を巡らせながら鏡の前に立った俺は、


「えぇぇぇぇ~~~~~!!?」


驚いていた。

いや、だって、鏡に映ってるのどう見ても女だし!驚くよね!?普通!

…いや、まだ寝ぼけてるのか?確かに俺の顔は童顔で女っぽいとか言われるけどそんな明らかに女ってほどじゃ…

とりあえず顔洗えば目が覚めるか…


バシャバシャッ


顔を洗った俺の目に映ったのは…やっぱり女の顔だった。

よくみたら…可愛いな…黒髪ストレート、少し幼く見えるけど綺麗に整ったパーツ。美少女だよな…いや違う!鏡に映ってんだから…これは俺?は?そんなわけ…

とか思いながら頬を抓ると鏡の中の少女も頬を抓った。

まさかな…と思いつつおそるおそる胸を触ってみると…


「やわらかっ…」


少し控えめだけどちゃんと軟らかい感触が伝わってきてしまう…

我が息子は…


「いない。」


マジかよ…まだ戦いを経験して無いってのになんてこった。


「母さん!?なんか俺、女になってるんだけど!?」


「はぁ?なにねぼけてんの?」


母さんの声が寝室から聞こえてくる。寝ぼけてると思いたいのは俺なんですけど…



*****



「あら、可愛いわね…」


開口一番そんなことを我が母親、高橋恵理はおっしゃった。


「でもこれ…遥?」


「そうだよ俺だよっ!なんか朝目が覚めたらこうなってたんだよっ!」


「あらそう…可愛くて良いんじゃない?」


何を言いだすんだ俺の母親は…息子に産んだのは母さんでしょうが!


「よくねえよコレは!」


…アレ?母さんの目が輝いてるぞ?息遣いも荒いし…

ハアハアしてる。


「可愛すぎるわよ遥ちゃん…私、壊れちゃうわ…」


「わぁ!?」


押し倒された。てか何『遥ちゃん』とか呼んで順応してんだよ俺は男だぞ!今は違うっぽいけど…


「ハアハア…こちょがしまくるわよ~!」


「ちょ…やめ…ひゃぁ、んっ…」


あれ、俺の体ってこんなに敏感だっけ?女になっちゃったからかな?

てか母さんくすぐったい!


「ね、えっ…母さっ…も、やめっ…」


「あらごめんね。あんまり遥ちゃんが可愛いものだからつい…それにしてもどうしてこうなちゃったのかしらねぇ…とりあえず、病院行く?」


「うん、そうする…」



病院で俺は

『わけわからない冗談はやめて下サイ。』

という非常にありがたい診断をいただいた。

まぁ、胸もあって息子もいない奴のなにが男だってはなしなんだけどさ…

そして今、リビングで朝食兼家族会議が行われている…!

議題は俺の今後。議員は俺、母。以上二名。

父親は睡眠中である。もうそろそろ母さんが起こしに行くと思うけど。


「遥ちゃん、お父さん起こしてきてもらえる?」


「は?俺?なんで?」


「だって父さんも美少女に起こされた方が目覚めいいと思うし…」


「おい…」


ひどいな…まぁいいけど…

そんなわけで父さんを起こしに行く…大丈夫かな…父さんから見たら知らない少女にいきなり起こされるわけだし…

1話あたりが短めかもしれませんがこんな感じでがんばっていく...はずです!

次回は遥がお父さんと会います。

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