表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第一話:型破りな奴ら

わお、こんな小説を書く様になるとはw


どうぞ^^

 IMAGINARY A TRAINING SCHOOL。通称iTS。

 Iが小文字なのはきっとiPh○ne等のパクリだろう。

 iTSとは仮想空間で訓練する場所であり、その訓練内容は様々。ただ、今回なぜ俺が呼ばれたのかは分からない。

 俺が所属している学校、美菜弥高校みなみこうこうはクラスが生徒の種類によって分けられている。そして、クラスごとに違う色の腕章をつけているのだが、俺の色はクラスBの緑色で残りの十四人は俺の学校では見た事がない色だが黒色をつけている。だが、彼らは確実に俺と同じ学校の生徒だと言える。この訓練は美菜弥高校でしかしていないのだ。



『では、これから訓練を開始します。始める前に手元の説明書を良く読んでおいて下さい。その説明書のしまい方は説明書に書いてますから』


 

 頭の中に音声が響く。おそらくうちの学校の先生の声だと思う。

「あの…一ついいですか?」

『はい何でしょう?」

「なぜ、僕はこの訓練に参加しているのですか?僕はなにも問題を起こしてない様に思いますが」

 そう、この訓練は本来問題を起こした生徒が行なうものだ。だが、俺は何も問題を起こしていない。

『問題を起こしたのはあなたじゃありません。彼らですよ』

 そういわれたので十四人を一瞥する。あんな腕章あっただろうか。

『彼らはクラスSの生徒達ですよ』

「クラスSって本当に存在したんですね…」

 クラスSとはとても優秀な生徒達の集まりである。だが、優秀な彼らが問題等起こすはずが無いと思うのだが。

『彼らは優秀です。それくらいはあなたでも知っているでしょう?ただ、優秀すぎるので人の手を借りません。それを治すための訓練です』

「それで、なぜ僕がこの訓練に参加しなければならないのですか?」

『失礼ですがあなたは平凡中の平凡な人間と判断させて頂きました。そして、彼らにはあなたのような人が刺激になるのかもしれないと考えています。普段優秀な生徒としかいないのであなたみたいな人とふれあうのは良い事でしょう』

「はあ、そうですか」

『もちろん、あなたの成績は上げて差し上げます。では、頑張って下さい』

「え、あのちょっと!!」

 どうやら、もう話せないようだ。俺はしばし落胆の表情を浮かべた後問題の彼らを見た。その姿は、さっきまでと違いとてもゴツい見た目をしている。恐らくこの世界の防具なのだろうが見た目がもはや最強過ぎる。それに、なぜ装備を持っているのだろう?

 彼らは何やら、一人で目の前に画面を表示させそれを操作してるようだ。

 俺も説明書を読んでみるか。

 説明書は数十分で読めた。どうも、ココはRPGの世界。ラスボスを倒すと現実世界に帰れるのだろう。その間彼らは何かコソコソとしている。ある一人に話しかけてみる事にした。

「あの、すいません。何してるんですか?それに、その防具はどうやって手に入れたんですか?」

「……」

 無視を極め込まれてしまった。すこし、心が折れそうだ。

「あの…」

「ああ?」

 機嫌悪そうな声がかかって来た。

「その防具はどうやって手に入れたんですか?」

「なんでてめえなんかに教えなきゃいけねえんだよ?」

 なんか、怖い人だった。

「いや、恐らくですが今回の目的はみなさんの協調性を高める事にあると思うんですよ。だから、その…協力し合いましょうという意味で」

「つまり、アレか?今回すぐにクリアしてもまた訓練しなくちゃならんってえ事か?」

「推測ですが…」

「……しかたねえな」

 


 ―――ドゴォン



 一撃で俺の体力はギリギリもってる所まで減らされた。どうやら、さっきまで話していた怖い人に攻撃されたらしい。

「降参します。と言え」

「こ、降参します…」

「IDインストールShishapangma!!」

「ちょ、なにしてるんですか?」

「お前、説明書読んでねえのか?」

「いや、読んだ上で言ってるんですよ!!」

「だったら分かるだろ。お前の色々な設定を変更する権限を貰った」

 説明書にはプレイヤー同士の戦いで勝ったものは負けたプレイヤーの設定を色々変えたり、細かな情報を得る事が出来る。と書いてある。

「いや、なんでそんな事するんですか?」

「協力するために決まってんだろうが」

「どういう意味ですか?」

「こういう意味だ。てめえの ステータスを見てみろ」

 なにか、俺の設定をいじった上で言ってくる。

「ステータスオン」

 ステータスを見てみると俺のレベルは恐らくこのゲームの上限であろうレベル999になっていた。さらに、装備も不死鳥フェニックスのなんたらと言う凄く強そうなものになっていた。

「IDアンインストールShishapangma!!」

「あ、ありがとうございます」

 どうやって、レベルをいじったのだろう。また今度、聞いてみよう。

「よし、ラスボス倒しに行くぞ。てか、他の奴はどこ行ったんだ?」

 周りを見てみると、他の十三名はどこかに行ってしまっていた。

「………どこ行ったんでしょうね」

「ラスボス倒しに行ったんじゃねえの?」

「あ、じゃあラスボス探しますか?」

「あたりめえだ」



 こうして、俺の冒険は始まったわけだが…。なんでもうクライマックスモードなの?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ