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PURGEー59 休み!!

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 そのとき、黒葉は何処かとも分からない部屋の中にいた。本人も何故こんな場所にいるのか分かっていない。壁が見えない暗い空間だが、彼がいる中心にはピンク色のシーツの広めのベッドが不自然に配置されている。


「あれ? 俺はどうしてこんな所に?」

「黒葉君……」


 自分の名前を呼ぶ聞き慣れた声に首を動かす黒葉。目線の先の闇から現れたのは彼の予想通り信乃だ。だが黒葉はその現れた信乃の姿を見た途端に目を丸くした。


「ちょっ! 信乃さん!!?」


 黒葉の目の前に現れた信乃は、普段の清楚なイメージとは打って変わって露出の多い大人びた白い下着を着用し、ガーターベルトを付けて網タイツを履いている異様とも取れる姿になっていた。

 あまりにも刺激の強い信乃の格好に黒葉は咄嗟に眼を背けるも、近づいて来た信乃は何処か火照ったような表情でべッドの上に上がると、吐息の音がはっきり聞こえる程に近づいて黒葉の顔を無理矢理動かした。


「委員長! 何だよその恰好!!?」

「黒葉君……私、あの時からずっと身体がうずいて……耐えてて……もう……我慢できないの……」

「が、我慢ってなんの?」


 表情が固まりながら問いかけた黒葉の疑問に、信乃は両手を後ろに回して何と唯一胸元を隠していたブラジャーのホックすらも外してしまった。

 布地が自然にゆっくりと下がっていく中信乃は黒葉を押し倒し、息つきをより荒くさせて彼に迫った。


「黒葉君……私の全部……貴方に……」


 目を閉じ、唇を少し尖らせて顔を近づけてくる信乃。黒葉は突然の大事に混乱し目を回して声を挙げ続けた。


「ま、待って信乃さん! 俺達はそんな関係じゃないんだ!! そういうことは付き合ってから!!」


 ギリギリの理性を誇示して発言する黒葉。だがそんな顔の上にほんのり暖かみのある物体が覆い被さって来た。


「これは?」


 黒葉がそれを手に取ると、物体の正体は完全に外れた信乃のブラジャーだった。


「ナッ!!」

「黒葉……君……」


 視界いっぱいの肌色を晒して接近する信乃に黒葉はとうとう理性の限界を迎え、声を挙げてしまった。


「し、信乃さああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」


 その叫び声と同時に、黒葉は自身の上半身を起き上がらせた。だが目で見たそこには暗い空間も信乃の姿もなく、周りに見えるのはいつもの自分の寝室だった。


「ええっと……今の……夢?」


 黒葉は掛け布団を持ち上げて現実を確認すると、すぐに布団を下ろしてまず最初の判断を決めた。


「うん、とりあえず着替えよう」


 朝の身支度を整える黒葉は、今しがた自分が見てしまった夢の内容に一人恥ずかしい思いになってしまう。


(とんでもない妄想をしてしまった……委員長にどんな顔して会えばいいのか……)


 身支度を整えて部屋を出た黒葉はリビングに足を運んだ。信乃に会うことも覚悟して足を動かした彼だったのだが、そこには信乃はおろか他の誰もいなかった。

 一瞬どういうことかと焦りかけた黒葉だったが、すぐに思い出して納得した。


「そうだった。皆昨日から出てるんだった」


 これはクオーツからの計らいだ。海での調査で次警隊の想定を超える事件の連続に巻き込まれてしまった森本小隊は、一週間の特別休暇が用意されたのである。

 これを利用しリドリア、信乃は実家へ帰省。レニも信乃について行っているらしい。かくいう黒葉は親元に帰る予定もなく、一人シェアハウスの中に残っていた。


 事情を再認識して黙々と朝食を取る黒葉。だが四人で食事をすることが常になっていた彼にとって、久しぶりの一人の食事は何処か味気ないものを感じさせていた。


(三人が返ってくるのはまだ先だな……その間俺はどうしようか……)


 食事を終えて食器を洗う黒葉。悶々とどこか寂しい思いが込み上がって来る彼だが、それを相談する相手もいない。このまま一日家にいるのもありかと家事を終えてリビングでリラックスしかけた彼だったが、ここに来て突然にインターホンが鳴り響いた。


「誰だ? 宅配便でも誰か頼んでたのかな?」


 黒葉はモニターの前に移動して応答しようとした。するとインターホンを押した相手を知った途端に黒葉は現実でお目を丸くする事態になった。


「は~い……どちら様で……って! ええっ!!?」

「おはようございます。今春山隊員は家におられますか?」


 モニター越しの相手を見た黒葉が驚きながらも一瞬で休みモードの緩んでいた気合が引き締められた。

 黒葉達の家にやって来たのは、なんと彼等次警隊六番隊の隊長、『マザー クオーツ』だったのである。


「く、クオーツ隊長!!?」


 超意外な人物の突然の訪問に声が固まってしまう黒葉。クオーツは声から黒葉であることに気付いて返答して来た。


「おや、本人が出てくれましたか。これは話がはやくて助かります」

「何でわざわざこんな所に?」

「本日お暇ですか?」

「え? ええ、まあ特に予定は入れてないですけれども……」


 クオーツは黒葉の予定の確認をすると、元々少し上がり気味な口角をより上げて黒葉に頼みを言い出した。


「それでは春山隊員。これから私とデートに行きませんか?」

「……はい!!?」


 直属の上司からのある意味で訳の分からない誘いに黒葉はモニターの画面を見ている顔を大きく変顔に歪ませつつ大きく驚いてしまった。

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