PURGEー50 ググ!!
過激な乳牛コスの姿にさせられたリドリア。部屋に到着して早々に入って来た男はリドリアに近付きながら不敵に声をかけてきた。
「さあ、さっそく僕と遊ぼう」
男から醸し出される不潔感と邪な声に気持ち悪さを感じ表情を歪めるリドリア。動きがおぼつき後ろに下がろうとする彼女に男は小さな息を吐くと、右手で軽く指パッチンをした。
するとリドリアの首に取り付けられていたチョーカーがこれに反応し、彼女の首を強く締め付けてきた。リドリアは突然の痛みと窒息しそうな思いからその場に膝をついてしまい、嗚咽を吐いてしまう。
「ほら、これで君は僕のものになっているってことは分かっただろう? 変な意地を張らなんで一緒に遊ぼうよ」
男がもう一度指を鳴らすと首輪の締め付ける力が緩くなり、リドリアはようやく息が出来る思いになって席をしながら呼吸を整えた。
「ゲホッ! カハッ!……ハァ……ハァ……」
膝をついて苦しむリドリアの傍に近付く男。その手にはカメラを構え、彼女の露出の高い胸が揺れ動く
に口角を上げながらシャッターを押して写真を撮影した。
「いいねぇ……その表情! そのボディ! そそられるものがあるよぉ!!」
「趣味の……悪い奴……」
邪悪に笑う男を睨みつけるリドリア。しかしこれを見て男は更に喜ばしい表情を浮かべていた。
「僕は『ググ』。これから君は僕のペットとして、いっぱい楽しませてもらうからねぇ!!」
「ペット! ですって!?」
ググと名乗った男はリドリアの全身をつま先から頭にまで舐め回すように見上げつつ、頭の中で邪悪な思いを浮かべていた。
(ウッヘッヘ! 太もも! 尻! 胸! 全てにおいて最高の上玉だ……もう一人と同じ。本当に三人いた奴全員連れてこれればよかったのだが、一人逃したのが悔しいものだ!
ああ! この表情を崩したい! 崩して屈服させて!! 僕だけのものにしたい!!!)
手を伸ばしてリドリアに触れようとするググ。リドリアはこれを生理的に受け付けなかった為か反射で弾いてしまう。
弾かれたググは自身の腕に一寸目が行きつつもう一度リドリアに脅しをかけるように口にする。
「いいのかなぁ……そんなことをして。さっきの事、もう一人の子にも出来るって分からないのかな?」
リドリアが絶句する。ググは固まった彼女の頬に今度こそとばかりに触れると、息を整えてリドリアに脅しともとれる台詞を吐いた。
「いい子だ。これから楽しく一緒に暮らそうね」
ググから口から語られる息のつまるようなねっとりとした台詞。リドリアは吐き気と嫌悪を感じる通り、この後の動向は彼女にとって精神的に大いに削られるものを感じさせた。
ググの気持ちの悪い手つきはリドリアの頬、同じ個所を何度も滑らせている。同時にもう一つの手も伸ばし、リドリアの髪をくしでとくように触れた。
「綺麗な髪だ。肌もスベスベで、とっても綺麗だよぉ」
肌や髪を触りつつも、ググの視線の向きは明らかにリドリアの顔から下に動いており、布地の少ない牛柄ビキニでギリギリな部分のみ隠されている胸を見ていることは明らかだった。
「どれどれ、次はもっと美味しい所を味合わせてもらおうかなぁ!」
ググは両手共にリドリアの胸に向かってわざとゆっくり伸ばされていき、とうとうビキニの上から掴まれてしまった。
「ウッ!……」
思わず声が出てしまうリドリアに対してググは喜びながら興奮する。
「ほほう! これが君のお胸かぁ! 軽く触っただけで分かる。想像以上だよ」
にやつきを大きくしながら広げた手で絞るようにリドリアの豊満な胸を揉む。ググの指の動きに合わせて形を変形させていく。
「ンンッ! クッ……」
「指が沈むのにちょっと抵抗があって、放すと元に戻るねぇ。低反発な柔らかい感触。これまでこの部屋で色んな子のを楽しんだけど、その中でも最高だよぉ。君の大きいお胸は!!」
聞きたくもない感想を述べながらリドリアの胸をおもちゃのようにいじくり続けるググ。この時点でもう心の中では不快な思いでいっぱいになっていたリドリアだが、下唇を咬む思いでどうにか自分を抑えていた。
数分間、リドリアの感覚では長時間胸を揉まれ続け、ようやく手を放したググ。ようやく解放された事にそんなことがないと分かっていながらも思わず息をついてしまうリドリア。
そんなリドリアの様子を邪悪に微笑んで見るググ。次に彼はリドリアに指示を飛ばして来た。
「最初の余興はこんなものでいいかな? さあ、ちょっとそこに立とうか」
乱暴に身体をおもちゃのように扱われたことで疲労したのかフラフラと力のない立ち上がり方をしてしまうリドリア。
ググはそんな彼女を突然突き飛ばし、後方にあったベッドにリドリアを倒れさせた。
「へへっ、いいねぇいいねぇ……その倒れた姿も。でもこれからもっと楽しい事、僕と一緒にやってもらうからね」
気持ちの悪い台詞を吐きつつ自身が着ている衣服を緩め始めるググ。リドリアは目の前の男も行動にこれから起こるであろうことを想像し、顔色が一気に青ざめてしまう。
数枚の衣服が床に落ち、ググもベッドの上に載ってリドリアの上に跨るような態勢を取った。
「ヒッ!」
「大丈夫だよ~終わった後は皆揃って楽しかったって言うんだ。僕に任せておくんだね!!」
放し終わった途端に四つん這いの右手を移動させて再びリドリアの胸を鷲掴みにするググ。更に彼は唇を尖らせて顔を接近させてきた。
「いや、いやぁ……」
リドリアは恐怖と嫌悪感から涙目になってしまい、思わず目を閉じて首を横に振ってしまう。だがそんなことをしても何も現状は変わりはしない。
リドリアの綺麗な身に、ググの汚れた魔の手がすぐそこにまで迫っていた。
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