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漆黒の愛し子  作者: 花垣ゆえ
Ⅰ章 二つの故郷
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第1話 はじまり




夜の始まる黄昏時。

鬱蒼と茂る森の中を進む影が一つ。


ガサッ、ガサッ、ガサッ―――


迷うことなく進む足音。

その影は暗い森を奥へ奥へと吸い込まれるように進む。


ガサッ、ガサッ、ガサッ―――


もし誰かがそれを見たなら、きっと止めていただろう。

なぜなら………森の奥へ奥へと進むその影は、まだ年若い女性のそれであったから。




夜の闇が支配する時がもうすぐそこまで迫る黄昏時。

そんな時分に年若い女性が一人で、森の中を奥へ奥へと躊躇いなく進む姿は…異様である。

しかし当の本人は何も気にしていない様子で、そのまま吸い込まれるように歩みを進める。



あぁ…

あなたは気付くだろうか…



年若い女性を、森の植物たちが手招きしていることに。



おいで、おいで、こっちだよと。



そう、奥へと誘うように…





初投稿です。

これからよろしくお願いします。

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