ガチャを廻すには労力が必要です
ガチャを廻したい。
あれからろくなものが出ない。
でもなかなかにガチャを廻したいが、流石にみんなの予定が合わない。
結局小鳥と栞しか一緒に行けない。
「お兄ちゃんガチャの廻し過ぎは体に毒だよ」
「ガチャ私も廻したいな」
裏山ダンジョンの攻略もついに80階層だ。
でもガチャを廻すガチャポイントを真の意味で廻し放題にする裏技を見つけたい。
みんなでわいわい攻略しまくれば貯まるけどな。
ガチャを景気よく一回廻しておく。
ガチャのレベルが上がりガチャが現実に顕現している。
そして中からガチャの内容がカプセルにある。
【エンジェルロッド】
おっ……天使の杖だと……!? なかなかにいいものかもしれない。
「私が欲しい」
「あげるわ」
「わーい」
どうやら栞がお気に入りのようだ。
魔力を+350するから強いだろう。
回復魔法を使用するときに加算効果があるとか。
なら栞より香に渡したほうがよかったか?
「栞、それ香に貸してあげて」
「いいよ~~~」
「回復魔法に加算効果があるんだ」
「なら香さんにこんどあげるよ」
「助かる」
「私にも専用の武器が欲しい」
「小鳥にも何かあげるかもな」
「ありがと全司」
それだけ小鳥たちが大事なのだ。このくらいの特別扱いはしないと。
そうして80階層のハイオークジュピターが耐久力が尋常じゃない。
ワルのパンチでも倒せない。
フルの爆発パンチで仰け反って、アカの火炎魔法で止めだ。
キィの雷撃で他のハイオークジュピターが焦げる。
「うぬう固いのじゃ、もっとビーム力を上げてやるのじゃ!!」
「ビーム力!? フルのビームのことか?」
「そうなのじゃ!! ワールドエンドビームなのじゃ!!」
チュド―――ンという音が出る勢いでビームが出るワルから。
「僕がオリジナルだよスライムフルビーム!!!」
「じゃあフレイムアカビームです」
「キィも!! サンダーキィビーム!!!」
みんなビーム出しすぎだろ!? そしてワルが得意げだ。
「ふっふっふふふふふふふふ……これが正しき力の強さじゃ!!」
「フルの最大技はもっと強いよ?」
「どんなのフル」
「キィも気になる気になる」
「気になるのじゃ!!」
「まあ今は秘密かな」
フルの最大技なんなんだろうな。
81階層に来た。
小鳥がふんふん言っている。
「今回はあまり動いてない」
「お前いつもテレポートしかしないだろ」
「動いているようなもの」
「お兄ちゃん小鳥ちゃん的にはあれが最高の状態なんだよ」
「そうなのか?」
「そう」
「そうそう」
「それじゃあテレポート無しだったら小鳥はどうするんだ?」
「そんなこと考えられない私の一部だから」
「まあそうだよな」
そしてガチャポイントがいつの間にか500ポイント貯まっていた。
まだまだいける。
ガチャを廻すには労力が必要です。
さあまだ行くぞ! いざいかんガチャ沼に沈んでやるぜ!!




