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神の下僕は世界を守りたい  作者: D沖信
精神と鉄機を操る神々
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機械の神4

神威という新しい敵について黒鴉が説明を受けニヤっとする。

「逆に攻め入らなきゃ資源を向こうは無限に提供するんでしょ?」

地球には無い硬度の素材を無限に手に入ると知り自分達の強化が出来ると笑いが止まらないそうだった。

神鳴が腕を組んで考えながら呟く。

「倒せば向こうの世界好きなだけ漁れるんだけどね」

「そこはリスクとの天秤ね…攻めるのは準備足りないんじゃないかしら?」

黒鴉の言う通り調査と準備は確実に足りなかった。

「浜松も一撃でへばっちゃって…」

黒姫の介抱で翔が手足を振って思うように動くか確かめる。

神華が杭をノックしながら黒鴉に尋ねる。

「これどうします?」

「兎に角、動かす手配お願い」

「…わかりました、めんどくさいなぁ」

神華はそそくさと立ち去り電話を始める。

黒鴉は神鳴に世界の特定は終わっているのかを聞く。

「資材活用して手掛かりは見つけたのかしら?」

「見つけたわ、行こうと思えばすぐに繋げるけど?」

神鳴の言葉に黒鴉は少し考えた後に答える。

「私は行かないわよ?装甲車貸し出しはするけど運転手いないわね…」

「あら行かないの?勝てば資源独り占めよ?」

「う…甘言には騙されないわ、世界の移動と帰還についての信用が出来たら考えるわ」

最初のノリと違い慎重な態度に神鳴は頷き言質を取る。

「大規模の移動、帰還出来ればいいのよね?」

「…考えるだけよ?」

自身あり気な神鳴に黒鴉が緊張した声で答える。

その後、目的を果たした翔達はこれから忙しくなるからとすぐに黒鴉に急かされるように家に帰される。


家に帰宅した神鳴は早速新しく神威の世界に繋がるように物置の奥に引きこもる。

「本当に機械の世界に行かなきゃならないのか…」

翔の言葉に皆は未知の世界に不安になる。

「機械の世界ですか…なんだか想像出来ないですね」

「言うても生き物おらん世界な訳ありえんやろ?」

分からないことを話しても仕方ないと思い神鳴を大人しく待つことにした翔達だったがテレビから新たな襲撃のニュースが流れてきて意識がそちらに向く。

「やっぱりほうっておく何て出来ないよな」

「そうですね、姉さんはああ言ってましたが…」

黒姫が言葉を言い終える前に神鳴が戻ってくる。

「終わった、いつでも行けるわ」

ニュースを見ていた翔が神鳴を労う。

「お疲れ様、どんな世界か分かったか?」

「繋いだだけだから見てないわ…もう次の攻撃が来てるのね…」

神鳴がニュースを見て呟く。

「時間は無さそうね…何はなくとも調査に行かない?」

「視界が悪かったり危険だと判断したらすぐに帰る、帰れるよな?」

「ええ、帰れるようにするわ」

ダンだけまだ日が出てる事を理由に待機すると泣き言をのたまう。

「しゃーない、アホは置いてく他無いわ」

玉藻前が呆れつつ翔、黒姫、玉藻前、神鳴の四人で神威の世界に乗り込む事になった。

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