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神の下僕は世界を守りたい  作者: D沖信
精神と鉄機を操る神々
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機械の神2

翔達の周りは平和に時が流れ数日後、浜松家にまたまた黒鴉が突撃してくる。

「遂に加工技術が完成したわ!」

「はえーな、おい」

関係の無い報告に呆れながら翔が答える。

「まぁ平らにして装甲車に張り付ける事が出来るようになっただけだけどね」

「…それってスゴいのか?」

「敵の弾の雨を掻い潜れるという意味合いで言うなら最高じゃない?もしかして武器とか期待してた?」

武器を作るという発想を子供だと言いたげに嗤う。

「えー、武器ちゃうんかー?切れ味と耐久最強の剣とかええやん!」

「狐ちゃん…甘いわ、守りから入るのが大事なのよ」

指を降りながら得意気に語る。

「武器は負ければ奪われる、防具ならそもそも負けないわ」

「姉さんって現実主義でしたっけ?ロマンチストだったような…」

「あ、酷いわね!勝利はロマンチックに、戦いは堅実にが私のモットーよ」

黒鴉は矛盾したことを鼻を高くして言い放つ。

「兎に角ガッチリ装甲車走らせればバリア要らずで敵に接近、攻撃出来るようになったわ」

「そんな上手く行くかしら?向こうの技術なら対策ありそうだけど…」

神鳴も黒鴉に論議を吹っ掛けるが一蹴される。

「でも現実は鉛の実弾、それしか確認されてないわ」

全員確かにと黙り込む。

「既に色んな国で戦闘をして情報交換して内部から破壊するという有効打も見付かったし浜松の新兵器は不要かもねーあーはっはっは!」

雷怨の出番は無いかもと挑発されて翔よりも神鳴が顔を赤くして怒る。

「言ったわね!泣きついても助けてあげないわよ!」

驚いた黒姫が神鳴を落ち着かせる。

「神鳴落ち着いてください、翔君だって出番欲しいですよね?」

「何か言い方おかしくないか?向こうのボスが出てきたなら相手するけど」

黒鴉が少し考えてから呟く。

「どうせ神出鬼没だし気にしなくてもいいわ」

「…確かに日本にそんなに降ってきてないよな」

翔も黒鴉の言葉に明確な狙いがなく世界各国で戦闘になっている事を疑問に思う。

「こっちから出向いてみる?」

神鳴の突然の言葉に全員が目を丸くする。

翔がすぐに首を横に振る。

「無理だ、危険すぎる」

「装甲車あれば行けるんでしょ?」

神鳴が翔の言葉を無視して黒鴉を挑発し返す。

「…ふ、ふふ、面白そうじゃない!」

「面白そうで命賭けるな!」

黒鴉の軽率な考えに翔と黒姫が怒ると黒鴉がたじろぐ。

「わ、悪かったわよ…確かに準備不足なのは認めるわ、でも一方的にやられるのはダメよ」

機械の世界の神が姿を現さなければ何れ攻めの姿勢にならなければならないという事実に神鳴が声をあげる。

「取り敢えず向こうの世界に行く手段の用意はすべきね…向こうの機械かの残骸を頂戴」

資料を要求する神鳴に黒鴉は渋々承諾して翔達を技術研究所に連れていく事にする。

「貴重な資料だから変な事しちゃダメよ?」

翔達は生返事でそこへ向かうこととなった。

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