#93 おっさん(ア)、夜の女子部屋へ。
/* 前回のあらすじ */
おっさん(ア)、刑に処されて一番美味しいシーンを見逃す。
おっさん(ア)、担い手の話を更に聞く。
おっさん(ア)、自分のことのようにビクンとする。
/* あらすじここまで */
女子部屋に入るおっさん(ア)、自分の使っている部屋と違って良い匂いがするなぁ、等と言うお決まりの感想を思い浮かべた所でアーリアが
「こほん」
と咳払いをし、おっさん(ア)が惚けている所を現実へと戻させる。
「さて、ゴミがまた色々とやらかしているようだな」
「ええ、先ほどの方たちの話ですとアルトに聞かせられないような事も普通に行っているようですね」
「どうやら、魔術のマトにするだけでは懲りなかったようだな。 やはり落とすしかないか……?」
昏い笑顔を見せるアーリアにおまたがヒュンッとするおっさん(ア)
「ナワアソビスライムぬりゅぬりゅクツシタゾエ?ってナンなのです???」
「アルトには、と言うか普通のヒトにはまだ早すぎるので、即忘れるように!」
どうやら担い手が色々とやらかした一端を聞き覚えていた様で聞いてくるも、言葉だけでは判断が付かないがきっと良くない事だろうと判断し忘れるように告げるおっさん(ア)、きっと禄でもないことだろうと心に留めておく。
「ともかく、だ。 まだ実際に目の前に現れては居ないが奴には気をつけることとしよう」
「目立つ事は避けるように、特にアルトとワカダンナ」
釘を刺される二人であったが、前例があるだけに大人しく頷く事しかできない二人であった。




