#86 おっさんたち、ダンジョンから帰る。
/* 前回のあらすじ */
おっさん、ヤクのアーリアに対する釘差しに疑問を覚える。
おっさん、気の緩みを指摘される。
おっさんは、プレイしてないよ?
/* あらすじここまで */
1Fを順調に攻略したおっさんたち、2Fで休憩をしたのち、今日は引き上げることにする。
「ダンジョンで無理はいかんぞ!」
「塔型、特にこのはじだんは外周部から外に出られるからな」
「いざという時を考えて、今日は外周部から外に出ることにする」
「大体の出られるところには先人たちがかぎ縄梯子を残してくれているが、念のために自分たちでも用意しておくのだぞ」
はい、アーリア先生!と返事をするおっさんとアルト、外周部にはかぎ縄梯子もそのまま残っていたので、強度を確かめつつ人柱のおっさんから降りていきました。
おっさんなら、最悪死んでなければエルたちが治してくれるからね、残念だけれども精霊さんたちにも頭の病気は直せないよ!
「さて、と。 今日のダンジョン攻略はこれで終了だな」
「帰ってギルドにて依頼物の提出と、残りのおちんぎんの受け取りに行くとしようか」
「そうですね、おちんぎんは大事です!」
「おチンギン~♪おチンギン~♪イッパイのおチンギンで~ゴハンもイッパイ~なのです~♪」
「そうだな、おちんぎんは大事だ。 だが、街に帰るまでがダンジョン踏破だぞ! 気を抜くなよ!!」
はい、アーリア先生!と言う、おっさんとアルトの元気な返事と共に、ウェスタンの街へと帰る一行でした。
ギルドでは、エルミーヌさんにまた絡まれましたが、アーリアに対応して貰っている間に依頼物の提出と残おちんぎん!の入手は済ませたおっさんたち、併せて何と150万イェン!もおちんぎんを貰えました。
おチンギン~♪おチンギン~♪と言うアルトの歌に乗せて宿へと戻るおっさん一行、おちんぎんが入ったからか、足取りも軽やかです。
10泊の延泊処理を済ませて(―60万イェン)晩御飯、宿の女将さんに付届けを忘れずに行っておいたお陰で、今日の晩御飯も多いのですが、初めてのダンジョン攻略祝いと言う事で更にご飯を豪華に楽しみます。
おちんぎんが入ったら、やっぱり楽しまないと!




