#73 おっさん、忠告される。
/* 前回のあらすじ */
おっさんたち、アーリア先生の蜂蜜授業を受ける?
おっさん、アルト(毛先パーマ)の復習に付き合う。
おっさん、世界の真実に驚愕しつつ納得する。
/* あらすじここまで */
アルト(毛先パーマ)をあやしつつ器用に驚愕してみせたおっさん、しかし、その世界のてけとーさには神様(*野郎)の性格があけ透けて見えるようである。
「しかし、命名ルールを見る限り解り易く合理的ではあるんだよなぁ。 ニホンに関しては、確実に馬鹿にしてるが」
「なんだこの細長い箸みたいなのは、両方くっつけちゃえば良いのに、2本でニホンとしたいがためだけに作られた様な造詣だし」
「ニホンの東と西が入れ替わっているのは、恐らくニホン側から見た東西の位置関係にて命名しているからだろうな」
「しかし、単純と言うかなんと言うか、ふざけてるよな」
[担い手様、こんなとき全てを解決する魔法の言葉があるっす]
[[あの神様(滓野郎)の事を気にするだけ無駄]っす!]
綺麗なハモリを魅せるエルとヤク、一体彼女たちはどれだけこの文句を言ってきたのだろうか。
神様(*野郎)の業は深すぎて、深淵すら越えていそうな雰囲気である。
「ワカダンナ、は随分と便利な物を持っているんだな」
「何か容量の大きい空間収納を持っているとは思っていたが、そんな機能まであるのか!」
と、ウィンドウさま(奉じれ)の機能に驚くアーリア、神様(*野郎)何かじゃなくて、ウィンドウさま(奉じろ)をふわもちすべさらっと崇め奉っても良いんだぜ?
軽く機能とかを説明すると、頭を抱え始めるアーリア。
「ワカダンナ、よ。 それは決して表に出してはいかんぞ」
「恐らく神の創りし物なのだろうが、殺してでも奪い取る奴らが出てきてもおかしくは無い」
「場所によっては神殿にて聖遺物として崇め奉られていても全く不思議ではないぞ」
と、忠告してくるアーリア、ウィンドウさま(やはり神)はやっぱりすげーぜ!
なお、アルト(毛先パーマ)と云えば答えられた安心感からか、また舟こぎ始めていました。




