#70 おっさん、旅立つ。
/* 前回のあらすじ */
おっさん (ア)、エルの視線の凄さを知る。
おっさん (ア)、歌いつつ、ひたすらセンターに入れてスイッチ!
おっさん (ア)、やっぱり誤解される。
/* あらすじここまで */
おっさん (ア)が疲労困憊のアルトをお持ち帰りして女将さんがにょにょと色めき立ってから1週間、ちょうどアルトの分の先払い宿泊費もなくなるのでこの日に合わせて出立することにした。
お世話になった人達には前日までに別れを告げ、旅の準備の終わったアーリアさんと合流する。
「待たせたようだな、ワカダンナ」
「そんな準備で大丈夫か?」
この日の為に、アーリアさんから紹介して貰い中古の馬車と馬、加護等は付いていないが、このアンダーウェスタンの町で買える最高級の装備を各種取り揃えたおっさんとアルト。
装備には、エルがまたゴリゴリと色々お札に付与してくれました。
お値段150万イェン×2。
ちょっち自重を放り捨てて依頼物を提出しまくった為、おちんぎんを500万イェン入手していたので、必要と思われるモノを色々と買い漁ったのだ。
おっさん自体も、冒険者ランクを赤札級→紫札級→白札級まで上げておき(強そうには一切見えないが)、ある程度の箔付けに成功する。
アルトも合わせて、黄札級まで上げておいた。
昇級時事務手数料及び発行事務手数料各40万イェン、80万イェン、5万イェン也。
いざという時用の黒ポーションも3、茶ポーションも2つほど、後は大量の青札を生活魔法用に購入しておく。
お値50万イェン也。
後で、エルやヤクに洗浄やら水生成などの生活魔法をこめてもらう事で、旅に必需品の魔法札を買わずに済むのはお財布に優しいのである。
必要経費はおっさんだけだしね!
なお、お札への魔法封入はアルトが体力的にダウンした日に行いました、おっさんに休息は無かった!
アルトと言えば、この世代の成長は早いからかエルのオーラと言うか魔力無しでも、封印状態からけもルト(アルト+もーどけもっ娘)に成る事が出来る様になった。
だが、まだまだ暴走状態のコントロールは出来ない為、次回の課題となっている。
「大丈夫だ、問題ない。 買うべき一番良いのを用意した」
と、テンプレ的に返すおっさん、一行はダンジョンの未踏破エリアを目指し、ウェスタンの街に向けて進むのだった!
 




