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#41 おっさん (ア)、緑札を得る!

/* 前回のあらすじ */


おっさん (ア)も環境破壊する

おっさん (ア)武器(スキル外スキル)げっと!

おっさん (ア)注目の的!(●)


/* あらすじここまで */



外から(恐らく)鳥の鳴き声が聞こえてきた頃、のっそりとベッドから起き上がる一人の影。


外は晴れで、本来であれば清清しい朝を楽しめるのだろうが、今日はそうは行かない。


転生前の品質とは比べ物にならない低いレベルの姿見に映る影が一人嘆息する。



「はぁ……一日で戻らなくなったな」



そう、今更バレバレではあるが我らがアフロっさん(アフロ+おっさん)である。


余りにもえびちりちりの刑を受け過ぎたために、髪が一日で戻らなくなってしまった様だ。


退化(?)するのも一大事となったらしい。


この先、処されなければ数日で退化(?)できるとは思うが、我らがアフロっさん(アフロ+おっさん)の事である。


まぁ、無理だろうネ☆


今日の優先タスクは無いから一度ギルドに顔を出して、緑札の受領、情報収集兼依頼の確認、収穫物の提出等を行う事にする。


もしかしたら、残金の算出も終わっているかも知れないので、まだ見ぬおちんぎんに心を馳せるおっさん (ア)


おちんぎん♪ おちんぎん♪ とおっさん (ア)の体が勝手に動く度に黒きちりちりも楽しそうに揺れるのであった。



営業スマイルを崩さない女将さん(視線はもずく)に朝の挨拶を済ませ、朝食をきっちり摂ってから冒険者ギルドへ向かうおっさん (ア)



今日1日の活力と、明るく楽しい明日の為に朝食は重要なのである。



冒険者ギルドに付くと、カウンターに魔乳おねエルフさまことアーリアさんの姿が見える。


左には冒険者なおっちゃんたち(サムズアップ交換)(視線はもちろん上)


彼らはどうやっておちんぎんを稼いでいるのだろうか、心底不思議だがスルーするおっさん (ア)


アーリアさんに挨拶をして、早速緑札を頂戴しようとすると



「良く来たなワカダンナ、丁度良かった」


「支払報酬の残額算出が終わったのだ、黄札・緑札と一緒に其方もお渡ししよう」


「これが黄札と緑札、それと残額の50万イェンだ」


「やけに鮮度の良い各種薬効のある草(略して薬草)やウサウサだったので評価が高くなっている」



おちんぎんが大量に手に入り、当分遊んで暮らせそうな事に満面の笑みで喜ぶおっさん (ア)、そんなおっさん (ア)を微笑ましそうに見るアーリアさん。


そんなアーリアさんから



「そう言えば、その頭はどうしたのだワカダンナ?」


「随分と立派なちりちりだが」



と、誰もが触れられなかった所に直球をぶつけてくる。


焦るおっさん (ア)、取り敢えず、魔術札の暴発の結果と言う事で何とか誤魔化す。


アーリアさんも不承不承ではあるが納得したが



「それで、今日は依頼物の提出が無いのか?」



と、またもや直球をぶつけてくる。


昨日不運にもついでで狩られたクマーンのことを思い出したおっさん (ア)、クマーンなら昨日狩りました、と応えると



「ほう? クマーンとな」


「緑札で受けられる依頼の中に狩猟依頼があったはずだ」


「裏でまた出して貰えるだろうか?」



と、アーリアさんの目がキラリと光りロックオンされたのだった。





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