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#37 おっさん、チェックする。

/* 前回のあらすじ */


おっさん再び森林破壊跡(サバト会場)へ

おっさんエルの開放っぷりに驚愕す

おっさん加護(一番良い物)を手に入れる


/* あらすじここまで */




何やら精神が不安定になりつつあるエルに不安を抱きつつも、素直に装備の強化(精霊の加護の取得)は喜ぶおっさん。


何やら体も軽やかになり、実際に風になれそうな幻覚まで抱きそうになる。


エルに効果について尋ねてみると




[それでしたら担い手様]


[ウィンドウのアイテム機能の一つ、チェックにて確認をされては如何でしょうか]


[特に制限はございませんので、性能等を見たいモノを選んでいただければウィンドウ内でなくても見られますよ]




とのエルの言葉に従い、目の前の雑草についてチェックしたいとウィンドウさま(寧ろ神)に祈る様にお願いすると




【雑草(草):普通の雑草。 食えないことはないが最後の方まではおススメしない】




と、絵付きで照会してくれる。


流石ウィンドウさま(神様よりも神様)、何でも出来るんだなとおっさんが感心していると、なんかびっみょーに動いた気もする。


気のせいと思い直し、改めて服をチェックしてみるおっさん。




【それなりに上等な服(軽装) ランク黄(→黒) 10万イェン(→???):一般的な冒険者やそれなりにお金を持っている人が着る服。 それなりに軽くて丈夫で使い勝手が良い。※精霊の加護あり】


【茶の札……? ランク茶(→黒) 1万イェン(→???):中級魔術の効果+程度の術式を篭められるお札……のはずでした ※精霊の加護(狂おしいまでの愛による魔改造)あり】


【※精霊の加護(偏執的ナ愛情) ランク黒:とある精霊による怪作。使用者に対する妄執が篭められているようである。風の系統が多用されており、飛来物が当たらない・攻撃直撃時に風のシールド(中)・重量軽減・回避力増加・行動力増加・追い風・落下時に浮ける(親方空から女の子が) 等の加護を得られる。一体どうやったらこんなモノを茶の札にぶち篭めるんだろうか?】




なんか色々とヤバい評価が出ており、ぎこちない笑顔で表情が固まってしまうおっさん。


と言うか、ウィンドウさま(お神さん)にまで突っ込まれてるんだが、エルは一体何をしたのだろうか?


背筋に悪寒が奔るおっさん、エルを強く強く意識する余りついついやらかしてしまう。




【エレクトラ(かなりいい歳) 愛称エル:上級精霊だが、アトに次ぐ権力を持っている。 性格は腹黒で体形はすれんだぁ(がんばりましょう)。 歌唱力は残念で声質はアルト。 ユニオンの裏番。 神様(P野郎)の一番の被害者でもある】




と、エルに対してチェックしてしm




[ に な い て さ ま ]


[ な に か よ か ら ぬ こ と を さ れ ま し た か ? ]


[ ど う や ら み て は い け な い も の を み ま し た ネ ? ]


[ ワ ル イ コ ニ ハ オ シ オ キ デ ス ]



この後、森林破壊跡(サバト会場)にはえびちりちりの刑に処されて悲鳴を上げ続けるおっさんと、それを見て歯の根が合わなくカチカチと言わせている精霊さんたちのアンサンブルが、おっさんが気絶するまで響いたのであった。


がっしょう。





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