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#33 おっさん、噂を聞く。

/* 前回のあらすじ */


おっさん見習いを卒業する

おっさん黄札級を通り越して緑札級になる

おっさん冒険者なおっちゃんたちと酌み交わす


/* あらすじここまで */



冒険者なおっちゃんたちと別れ、冒険者ギルドを後にしたおっさん (ほろ酔い)


今日の宿を確保すべく、黄金の蜂蜜亭へと足を向ける。


途中、小腹が空いたので串焼きやのおっちゃん、バルクさんの店に寄るのだった。



「すいませーん、また串焼きとエールが欲しいのですが」



と、おっさん(ほろ酔い)が声を掛けると振り返る串焼きやのバルクさん。


今日も輝いてるぜ!



「おう、この前のにーちゃんか!」


「たしか、ワカダンナさんっつったか、この前は上等なウサウサあんがとな!」



と言われて首をかしげるおっさん(ほろ酔い)



「弟のバルトんとこ、黄金の蜂蜜亭にウサウサくれただろう?」


「うちでも少しお裾分け貰ったんでな!」



と快活な笑顔をこちらに向けてくる串焼きやのバルクさんに言われてようやく腑に落ちるおっさん(ほろ酔い)だった。



「なんでまあ、こいつはサービスだ!」



と、エールを奢ってくれるバルクさん。


うーん、色々と眩しいぜ!


はふはふはふはふ、がぶっ、もっきゅもっきゅもっきゅもっきゅとがっつくおっさん (ほろ酔い)にバルクさんはこう告げる。



「そういやワカダンナさんよ、あの噂はもう聞いてるかい?」



串を口から離さずコクンと首をかしげるおっさん(ほろ酔い)


そんな様子に苦笑しながら続けるバルクさん



「森におっかねえ魔獣が住み着いたって話さ」


「奥の方に近づくと、食べ物の臭いに釣られてやってくるらしい」


「なんでも、魔法まで使ってくるって話じゃないか」


「幸い人死には出てないが、緑札とか赤札級の冒険者までやられてるって話だぜ」


「昨日も南の森で大暴れしたって噂だし、ワカダンナさんも森に入って稼いでるんだろう? 気をつけた方が良いぜ」



何やら一部は身に覚えのあるワードが飛び込んできて目が泳ぐおっさん(酔いが覚める)


隣に浮いてるエルもそっぽを向いてこちらを一切見ようとしない。


焦りを誤魔化しつつ目立たない程度に串を急いで口に放り込むおっさん。


宿屋の紹介料兼情報料としてバルクさんにウサウサを提供し恩を売るのだけは忘れなかった。


その足で、黄金の蜂蜜亭に戻って、新規に20連泊手続きを取り、足場となる宿を確保したおっさん。


今日は今後の事を話し合うべく、そのまま取った部屋に向かうのであった。


(勿論、女将さんへの付届けも忘れないよ?)




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