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#29 おっさん(ア)、初めての依頼提出!

/* 前回のあらすじ */


おっさん (ア)間接的に精霊たちをこき使う

おっさん(ア)おちんぎんを稼ぐ!

おっさん(ア)鷹狩りの鷹の餌の気分を味わう


/* あらすじここまで */




~後に、偶々サバト会場を通り掛かった町人Aは酒場で一人呑みながらこう語った。




「あれは、およそ人の関わって良い場所ではなかった」


「至る所に血痕があり、草は刈り尽くされ、所によっては大木が破壊されていた」


「解るか? 普通に切り倒すのですら大変な大木が粉々にぶっ壊されていたんだ」


「それも一本だけじゃないぞ? 何本もだぞ?」


「町役場に報告しようとも思ったが、その後報復で呪われそうな雰囲気すら漂っていて、言うに言えなかった」


「だから俺は口を噤む」


「あんたも、こんな事に関わるのは止した方が良い」


そう云った町人Aは、残った酒をぐっと呷り、一人酒を飲み続けるのであった~




フラフラになりつつアンダーウェスタンの町に戻ってきたおっさん(ア)


町の入口の(頭を見ている)兵士さんにも、心配される位燃え尽きた感じを漂わせて居たが、適当に誤魔化して入町する。


既に暗くなっていたが、周りの活気は寧ろ夜を歓迎するかの様に盛り上がっており、至る所で歓声が上がっている。


しかしおっさん(ア)、体力の限界の為今日はスルーし大人しく黄金の蜂蜜亭に戻る。


(頭を見ている)女将さんにも心配されるが、ちょっとぶらっでいかあにばる、もとい、蹂躙、もとい、狩りに精を出しすぎましてと誤魔化すおっさん(ア)。


勿論、袖の下として狩ってきたウサウサを一匹、女将さんに渡してのご機嫌取りは忘れないおっさん(ア)であった。


その日以降のご飯が、ちょっと豪華になったのは云うまでも無い。

やったねおっさん(ア)女将さんのはーと(お財布)をCHOKUGEKIだね!


今日は風呂に入って早々に寝るおっさん(ア)だった。




明くる日、朝食(ちょっと豪華)を戴いた後、女将さんに一度挨拶してから冒険者ギルドへ魔物の換金に向かうおっさん。




冒険者ギルドに入るとおねエルフさまが正面に見える。

勿論おっさんが見るところは決まっているが。


左の雑談スペースにはこの前の冒険者なおっちゃんたち、気持ちの良い笑顔とサムズアップで会話する。

そういえば、彼らはいつ冒険しているのだろうか?との疑問が浮かぶおっさんだが今日はそれどころではないのでスルーする。




「すみません、恒常依頼の買取をお願いしたいのですが」




と、青札をおねエルフさまに提出するおっさん




「お疲れ様だったな、で、どちらの依頼の分だ」


「各種薬効のある草(略して薬草)の採取依頼か? ウサウサの狩猟依頼か?」




えっと、両方なんですが、と言うおっさんの言葉にザワっとする室内。

何やら失敗した予感がするので、対応を考えなければならないかと気を引き締めるおっさん。




「ほう、両方とな? まずは奥の提出部屋にて依頼品を出して来て貰おうか」




と、目を細めておっさんの袋を見つつ云うおねエルフさま。


別の冒険者ギルド職員の案内の下、提出部屋に連行されるおっさんであった。





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