#28 おっさん(ア)おちんぎん稼ぎに勤しむ。
/* 前回のあらすじ */
おっさんおちょける
おっさんアフロっさんに進化する
おっさん (ア)ウィンドウさん(超極上)を崇める
/* あらすじここまで */
目のハイライトが抜けきり抑揚のない声でしか話さないエル。
[ところで あなたたち?]
[ひばん だから ひま よね?]
[ただぎきは よくないわね]
[なら やることは わかっていますね?]
エルのその言葉で精霊たちがそこらかしこから現れ散っていく。
おっさん (ア)の意識が空を自由に飛びそうになるくらい歌わされていた際に周りで聞いていたのをエルは目聡く発見していたようだ。
周囲からガサガサと言う音と共に、[そっちはあったかー?][こっちには回復の薬効のある草が群生してるぞー!][うげっ、これマンドラゴラかよ?!]と言った声が聞こえてくるので、各種薬効のある草(略して薬草)採取(強制)に勤しんでいるのだろう。
決して精神を汚染される叫び声のような物が遠くから聞こえてきたりはしていないはずだが、何故かSAN値が減るおっさん (ア)。
飛んでいった精霊たちの数を鑑みるに、結構な量の収穫が期待出来そうである。
[さて にないて さま]
[わたしたちも おしごと いたしましょう?]
[おちんぎん は だいじ]
と、まだ目のハイライトが戻らないエルの言葉の元、直立不動で歌うおっさん (ア)。
今回は、『真っ赤な誓い』を指定される。
『~~~~~~~~~~~~~~~~♪』
何か、明らかにヤバい真っ赤なオーラを纏い魔物を見ては屠り続けるエル。
半分泣きたくなりつつもエルに続くおっさん (ア)。
屠るエル。
歌うおっさん (ア)。
いつの間にか、回収係となっており、ウィンドウさま(神ってる)に倒した魔物を収納していく精霊 たち(モブ)。
巻き込まれない様にエルの元へ魔物を導く精霊たち (モブ)。
またマンドラゴラを引っこ抜いたのか、悲鳴を上げる精霊たち (モブ)。
猛るエル。
鷹狩りってこんな感じなのかな、どちらかと言えば鷹の餌でしかないけど~とか思うおっさん (ア)。
街道から離れた森のナカは、阿鼻叫喚のサバト会場と化したのだった。
 




