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#27 おっさん、進化(?)する。

/* 前回のあらすじ */


おっさん南の森へ分け入る

おっさんそれ以上言わせない

おっさん歌って意識が空を自由に飛ぶ


/* あらすじここまで */




おっさんの意識がしっかりとしてきた頃、エルの手によってお札が完成する。


何やら幾何学的な模様がお札に刻まれており、心の奥底に眠りし中二心が疼くおっさん。


エルから手渡されたお札を手にしたおっさん、人差し指と中指にお札を挟み思わずポーズ!




「急急如律令! (ビシッ!)」




[担い手様、それでは発動出来ないとは言え軽挙な行動はお控え下さい、ね?]




と、えびちりちりの刑に処されるおっさん。


電撃が奔る度にびくん!びくん!と、のた打ち回る。


若干おっさんの電撃耐性が上がってきている様なので、刑がランクアップしているのはご愛嬌だろう。


刑が終わった頃には、立派なアフロっさん(アフロ+おっさん)の完成である。




おっさんが回復した所を見計らって話を続けるエル。




[全く。 万が一変な風に発動して事象地平面の彼方に引き摺りこまれたらどうするおつもりですか、担い手様]


[粉微塵になってもなんとかはしますが、死ぬ痛みを味わう事は確実ですよ?]




そんな事を言われたアフロっさん(アフロ+おっさん)はアフロを小さくして反省するのであった。




[兎も角、そちらのお札が袋に空間拡張系の効果を与える物となります]


[常時発動しておりますので、悪意を持って攻撃しない限りは破損する事がありません。 袋の中にでも貼り付けておいてください]


[時間経過あり、6畳一部屋程度の空間しかありませんので、通常はウィンドウのアイテム管理機能を利用した方が非常に便利かと思います]



[ウィンドウのアイテム管理機能であれば、時間停止・空間制限無・オートタグ・オートファイリング・サーチ機能などが使えますので]




やっぱりウィンドウさん(神ってる)すげえっス!!!と崇め始めるアフロっさん(アフロ+おっさん)。


ウィンドウさん(超極上)の実績が開放され、アイテム管理機能が実装される。




[今回作りました袋は、あくまで対外的に平均的な冒険者が所持できるレベルの袋となりますので誤魔化すのに適当でしょう]


[さて それでは 担い手さま?]


[そろそろ じゅんびが できましたよね?]


[いっぱい おまんま かせぎましょうか?]





次第に目のハイライトが抜けていき、言葉が棒読みになっていくエルの前では、アフロっさん(アフロ+おっさん)も直立不動でアイマムとしか言えないのであった。





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