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#23 おっさん冒険者になる!

/* 前回のあらすじ */


おっさんおねエルフさまと出会う

おっさんじっと見られる

おっさん照れる


/* あらすじここまで */




おっさんをじっと見定めるおねエルフさま。


幾らおっさんと言えど、ここまで見られると流石に居心地が悪くなりおねエルフさまに声を掛ける。



「あのー、すみません。 どうかされましたか?」



その言葉にハッとして、態度を改めるおねエルフさま。



「ああ、すまない。 こちらの問題だ」


「貴方には落ち度が無いのに失礼した」



そう、頭を下げるおねエルフさま。


たわわに実った果実がカウンターに乗り形を変える。


こぼれそうな果実により無理矢理開けられた胸元が眩しく、ついつい視線が吸い寄せられてしまうおっさん。


おっさんの後ろの方からも、野郎の視線が感じられッ!!!!?


けっして みてはならない しせんを よこから かんじてしまった おっさんは SANちが げんしょうした!



「それで、冒険者登録だったな」


「初めての登録とのことだが、ギルドのルールは知っているか?」



温暖な気候のはずなのに、GOKKANのオーラに身が震えつつもおねエルフさまに応えるおっさん。



「いえ、教えて頂けるとありがたいです」


「そうか、では基本的なことから」


「冒険者ギルドとは、何でも屋の互助組織と思って貰っていい」


「子どものお小遣いレベルの依頼から、人々に害をなす魔物退治まで幅広い依頼を取りまとめている」


「依頼の難易度によりクラス分けがされている」


「青、黄、緑、赤、紫、白、茶、黒、銀、金の順でクラスがあり、相応のクエストを請け負い、相応の成果を上げる事で上のクラスへと上がることが出来る」


「ある程度、クラスの人数にふるいをかける為に奉納金も必要だ」


「子どもでもお小遣い稼ぎが出来る様、門戸は広く取っているので冒険者になるだけならば、無料でなれる」



と言って、カウンターから青い札を取り出すおねエルフさま。


ケーブルの中身で見たことがある様な気のする順のクラスだと思うおっさん。



「これが初心者に配っている青札だ」


「まずは、ここからスタートして貰い成果を上げクラスを上げてくれ」


「なお、次の黄札からは身分証代わりとしても使える様になる」


「揉め事に関しては自己解決でお願いしているが、余りに目に余るようであれば、ギルドとしても介入させて貰う」


(「もっとも、貴方であれば問題なぞ起こしそうに無いがな」)



おねエルフさまから青札を手渡されたおっさんは、冒険者になれた喜びの余りおねエルフさまの最後の呟きを聞き逃すのだった。





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