#19 おっさん、宿屋に入る。
/* 前回のあらすじ */
おっさん宿屋を教わる
おっさん串焼きを堪能する
おっさんエールを堪能する
/* あらすじここまで */
笑顔の絶えない串焼きやのおっちゃんに別れを告げ、教わった宿屋へ向かうおっさん。
エルからお小言を貰う。
[担い手様?]
[これからの状況も上手く掴めていない状況で、散財は許されませんよ?]
[もっと、計画的にならなくてはいけません!]
多少呆れた雰囲気で告げるエルにすまなそうに苦笑を返すおっさん。
[今回は、宿屋の情報収集も兼ねていたので仕方が無いですが、お金は有限]
[明日からは精力的に、資金の調達に励まなくては……]
と、ブツブツ不穏な空気を出しつつ呟くエル。
雰囲気にやられておっさんのSAN値が削られそうになる所でお目当ての宿屋に着く。
なお、おっさんは便利だからあえて突っ込まなかったが、普通に日本語が通じ、日本語やらローマ字やらが溢れている。
気にはなっているので、後でエルに聞こうと心のメモに記入するおっさん。
入る前から1階の酒場と思しきフロアより賑やかな、ともすれば騒がしい位の雰囲気が漂っており、少なくとも飯に外れはなさそうだと安心するおっさん。
串焼きやのおっちゃんに感謝をしつつ、黄金の蜂蜜亭へと足を踏み入れるおっさん。
途端に広がる人々の声声声!
外に漏れ聞こえていたのが一部だったのが解るかの様に大盛況な店内を奥に進み、宿屋のカウンターへと向かうおっさん。
客の間を飛び回る妖精さんたちを見すぎ、エルにGOKKAN笑顔を向けられたおっさんは、エルの方を向けないのであった。




