#99 おっさんたち、導かれた先は……?
/* 前回のあらすじ */
おっさんたち、臨時(?)中ボスミノタウロス(仮)のビーチェと対峙する。
おっさん、核弾頭ズをなだめる。
おっさん、興味津々なアルトを止める。
/* あらすじここまで */
ワセリンの臭いと視覚の暴力にやられているおっさんたち、そんな彼らに臨時(?)中ボスミノタウロス(仮)のビーチェは、戦いは嫌だから別の手段を持ちかけてきた。
「可愛さでマンゾク、ですか。 確かにうちのパーティは可愛い子しか居ませんがそれだけではダメ、と言う事ですよね?」
そんなおっさんの言葉に頷くビーチェ、普通に照れるヤクとアルト、敢えて無表情のエルとアーリア。
「ええ、ワタシの私物がアッチ♂にあるから着替えてらっしゃい」
「サイズも豊富にあるから誰でも着れるはずだワ」
そうビーチェが指し示した方向を見たら、正方形のはずの部屋に歪な穴が開いている。
中を覗くと真っ暗だった部屋(?)に明かりがつき、貸衣装屋の倉庫かと思わせるようなレベルで衣装が大量に並んでいる。
入口の歪さとは大違いである、これはもしやビーチェが無理矢理繋げたんじゃとおっさんが考え、ビーチェを見たら【バッゴーン☆】と言う効果音と共に体が消し飛ぶのでは無いかと幻想してしまいそうなウィンクを飛ばしてきた。
運悪くビーチェのウィンクに直撃してしまったおっさんは自閉モードに陥り動かなくなってしまう、なお、体は無事だったが起きたらSAN値チェック入ります。
ビーチェは待つ間自主トレに余念がないので、おっさんが悪戯されなかったことは僥倖であろう。
どうせ役に立たないからとその辺に転がされていたおっさん、が、目覚めると目の前には控えめに言って女神たちが居た。




