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亡国

感想欄で幾つか年月日について質問が出ていましたのでこの場を借りて答えたいと思います。

基本的に元号と太陽暦の併用と考えていただきたいと思います。




禎兆六年(1586年)    四月上旬      越後国頸城郡春日村 春日山城  上杉景勝




地震の被害を調べに行っていた与六が戻ってきた。越後、上野、信濃、甲斐には大きな被害は無かった。だが越中、飛騨には大きな被害が出た。越中からは木舟城が倒壊したという報せも来ている。詳細を知る必要が有るという事で与六に状況を調べさせたのだが……。与六は沈痛な表情をしている。被害は余程に酷かったらしい。


「御苦労であったな、与六。越中、飛騨は未だ雪が残っていた筈、大変であったろう」

「はっ、お気遣い有難うございまする」

与六が畏まった。

「それで如何であった」

「思いの外に越中、飛騨の被害は酷うございます」

「そうか……」


「越中では大きな津波が起こり海沿いの家が流されたようにございます。溺れ死んだ者も居りますが真冬の事でしたので家を失って寒さによる死者も多数出たようで……」

「……」

雪の中に放り出されては年寄りや子供は耐えられまい。胸が痛んだ。


「越中から飛騨にかけて庄川という川が流れておりますが津波はその川を遡り周辺の住居を押し流したようです。此処でも死者が多数出ております」

「飛騨もか?」

「はい」

与六が頷いた。飛騨まで津波が遡ったか。溜息が出た。


「むしろ被害は飛騨の方が大きいやもしれませぬ。飛騨では帰雲山が山崩れを起こし帰雲城が埋没致しました。城内に居た者達は全員行方がしれませぬ。おそらくは皆死んだものと思われまする」

「なんと……」

「先程申し上げました庄川が溢れた事も有って内島は全滅に近い有様にございます。領内に在りました金山も埋没致しました」

また溜息が出た。


「済まぬな、与六。辛かったであろう」

「勿体無き御言葉……」

与六の声が湿っている。余程に辛い思いをしたのだ。

「悪い季節に地震が起きてしまった」

「はい」

越中も飛騨も雪が深い。雪の無い地方なら直ぐにも復旧に取り掛かれた。死なずに済んだ者も多かった筈だ。


「手当を急がなければなるまい」

「御実城様、これを機に関を廃し街道を整備なさるべきかと」

「……」

関を廃そうと思っても中々家臣達の理解を得られない。雪が降った事も有って関の廃止は未だ立ち止まったままだ。


「先ずは越中、飛騨で成されませ。必ずや復興に役立ちまする。それを以って越後、上野、信濃、甲斐に広げるのです。関を廃する事に渋っている者も受け入れましょう」

「なるほど」

そうか、災い転じて福となすという言葉も有る。越中、飛騨で実績を作ってから他に広げるか……。


「分かった。次の評定で皆に話す。与六、その方も出席せよ。越中、飛騨の状況を説明するのだ。資料を纏めておけ」

「はっ」

復興の作業にも与六を関わらせよう。現場を見ているのだ、必ず力を発揮してくれるだろう。




禎兆六年(1586年)    四月上旬      伊勢国三重郡菰野村     朽木基綱




お湯の中で足首をゆっくりと前後左右に動かす。痛みが走った。未だ怪我をする前の様には動かない。だが少しずつ動く幅が広がっている。

「如何でございますか、足の具合は」

「以前に比べれば大分動くようになってきたぞ、重蔵」

「それは宜しゅうございました」

重蔵が笑うと一緒に湯に浸かっていた長宗我部宮内少輔、飛鳥井曽衣、平井加賀守が声を併せて笑った。


四月に入ってから伊勢の国の湯の山温泉に来ている。以前も来たが今度は本当に治療のためだ。足首の骨が漸くくっついた。だが固まってしまって動かない。歩く事が出来ないのだ。医師の話ではゆっくりと足首を動かす事で可動域を広げていくしかないらしい。それで湯の山温泉に来ている。ここに来てから右腕も調子が良い。もっと早く来れば良かった。


「此処は落ち着くな」

「八幡城では落ち着きませぬか?」

「舅殿、八幡城は客が多いのでな、落ち着く事が出来ぬ」

「それは已むを得ますまい」

皆が笑った。でも本当の事だ。此処に来たのは客から逃げて治療に専念するという意味も有る。


九州からは大友の使者が来た。分かり切った事だが助けてくれの出兵要請だ。会いたくなかったが使者が道雪達の縁者らしい。道雪達は二心は無いと大友からの文を見せてくれた。信じて良いだろう。だがそうなると使者を無視は出来ない。無視すれば道雪達が辛い思いをするだろう。大友ってそういう所だけは上手いというか厭らしいわ。


出兵して龍造寺を潰して欲しいと言うから怪我をしているし領内の復興を優先しなければならないから当分出兵は無理だと伝えた。すると毛利に大友を助けるように命じてくれと言ってきた。大友から援軍の要請をしても断られた、九州の旗頭なのだから龍造寺の非道を止める責務が有る筈だと。


そんなものは無い。毛利は大友、龍造寺よりも小さいのだ。九州における領地も少ない。旗頭と言うのは名前だけだ。大友、龍造寺のどちらを選んでも文句を言うだろうから毛利に頼んだだけだ。大体大友には十分な領地を与えたのだ。対応出来ないとは如何いう事だと問うと国人衆が大友の命令に従わない、龍造寺に寝返った者も多数居ると答えた。


分かっていた事だが本当に腹が立った。貪るだけで何の役にも立たない。龍造寺の隠居の方が未だましだ。龍造寺に敵わないなら領地も家臣も捨てて逃げれば良いだろう、降伏しても良いぞと言ってやった。使者はアワアワしていたな。すっきりした。ザマアミロだ。ふむ、やはりアキレス腱を伸ばすと少し痛むな。ここはゆっくりだ。


龍造寺の隠居は先ずは大友領の制覇を優先しているらしい。南九州には兵を出していない。毛利領も避けているようだ。まあ毛利が兵を出そうとしない事も関係しているだろう。大友は名門だけあって本拠の豊後には宗麟の親族、大友庶流の家臣達が多い。この中には大友本家に強い忠誠心を抱いている者も何人か居る。


邪魔なんだな、そういう連中って。大友を潰す時に抵抗するのが目に見えている。越前の朝倉を一向門徒が皆殺しにしたように龍造寺の隠居が潰してくれれば万々歳なんだが、期待して良いよな? いずれ俺が九州に来ると龍造寺の隠居も理解している筈だ。連中を生かしておいてはその時に妙な動きをしかねないと思う筈。気持ち良い程に潰してくれるだろうと思っている。


実際期待に応えてくれている部分も有る。龍造寺の隠居は豊後のキリシタンの寺院を叩き潰している。大友の混乱を間近で見て来たからな、それに寺や神社を破壊している事にも不満を持っている様だ。龍造寺の隠居はキリシタンを邪教だと思っているのだろう。しかし良いのかな? 龍造寺の配下には有馬、大村というキリシタン大名も居る。そいつらが如何いう目で豊後のキリシタン排斥を見ているか……。付け入る隙が有るぞ、龍造寺の隠居。伊賀衆はそろそろ調略に取りかかるだろう。


九州南部の者達には俺の方から文を送った。当分動けないので自領を固めるようにと。それと日向に移した秋月には馬鹿な事を考えるなと釘を刺した。馬鹿な事と言うのは秋月復帰だ。龍造寺が日向方面から豊後を攻めてくれれば秋月に復帰させるなんて甘い餌を差し出す可能性が有るからな。念のための注意だ。まあ愚かな男じゃない、大丈夫だろう。


「今月一杯は此処に居る。五月には八幡城に戻る。琉球から船が来る、使者もな。それに会わなければならん」

三人が頷いた。今月一杯は此処で足のリハビリだ。帰る頃にはかなり足も動くようになるだろう。そうなれば八幡城では歩行の訓練に入れる筈だ。足首を内側に曲げる。これはかなり痛い。


震災復興は順調に進んでいる。何と言っても銭は有るのだ。そして銭が有る所、落ちる所に人は集まる。他国からも仕事を求めて人が集まっているらしい。良い傾向だ。畿内、東海、北陸は今年の年貢は軽減しよう。皆喜んでくれる筈だ。そして畿内、東海、北陸の国人領主達にはその分だけ銭を配ろう。北野社の尻を叩く必要が有るな。


太閤近衛前久からは関白九条兼孝の屋敷を何とかして欲しいと文が来た。かなり傷んでいるらしい。次に大きい地震が来れば危ないようだ。関白からは俺に言い辛いようなので自分が文を書いているという様な内容が書かれていた。なんだかなあ、俺はそんなに話し辛い相手か? 十年後には慶長大地震が有るんだ。喜んで建ててやるさ。二条、鷹司も確認した方が良いだろう。


そう言えば大宰府天満宮から使者が来た。自分達は菅公の祟りなどとは言っていない、銭を払えと言うのは不当だと言ってきた。バチ当たりな奴だよな。折角菅公の祟りだと認めてやると言っているのに銭を惜しんで祟りじゃないとかごねている。仕方が無いから菅公に仕えながら菅公を軽んずるとは不届き至極であると言って使者を叩き出した。焼き討ちと根切りが待ってるぞと言ってな。それから使者は来ないから納得したんだろう。


北野社では今回の件で内部対立が起きた。一つは松梅院禅昌の人事についての対立、もう一つは待遇改善を求めての対立だ。北野社ってのは神社なんだがこの時代は神も仏も一緒になっている所が有って北野社もその一つだ。坊主が社僧として北野社を管理し具体的には天台宗の曼殊院の門跡が別当として管理している。


この曼殊院門跡の下で社務の実権を掌握しているのが祠官だ。これは松梅院・勝徳院・妙蔵院などの院家が上級社僧として独占している。三院と称されるらしい。こいつらが祠官を独占した理由だが一つには三院家を菅公の末裔である吉見家が世襲しているという理由が有る。神社なのに僧の末裔が実権を握るって妙だよな。特に松梅院の力は強く北野社務は松梅院次第と言われる程のものらしい。道理で松梅院禅昌が菅公の祟りだなんて言う筈だよ。奴は北野社の一大実力者というだけの存在じゃない、菅公の末裔でもあるのだ。御先祖様が怒っている、そう言いたかったんだろう。


そしてその祠官の下で光乗坊家・円観坊家など世襲の下級社僧が、直接神殿への奉仕を行っている。今回の騒動は下級社僧が上級社僧を訴えたのだが北野社は上級社僧と下級社僧の対立が酷いらしい。時には下級社僧が門跡を巻き込んでの騒動になる事も有るようだ。門跡が下級社僧の側に付くという事はそれだけ松梅院を始めとする祠官の専横に不満が有るのだろう。


そういう下級社僧にとって今回の一件は願っても無い好機なわけだ。俺は比叡山は焼き打ちするし本願寺はぶっ潰す。菅公も全く怖れていないし朝廷にも強い影響力を持っている。北野社に銭を払えと言ってきたのは困るが現状打破には役に立つと考えたらしい。京の奉行所に松梅院禅昌の祠官解任と三院の横暴を訴えてきた。


悪くないんじゃないかな。下級社僧達が奉行所に訴え出たという事は彼らが朝廷よりも俺を重く見たという事だ。今、奉行所が内情を調べているが戻ったら結論を出す。先ず松梅院禅昌の祠官解任は却下だ。奴を解任したら不届き者は解任しましたので銭の支払いは勘弁を、なんて言い出しかねない。


横暴の件も余程の事が無い限り現状通りだな。坊主共の権力争いなんてどうでも良い事だ。下手に首を突っ込んで深入りするのは御免だし禅昌の後ろ盾になる事で銭の支払いを確保した方が良い。頭を叩いた後はなでなでだな。禅昌も喜ぶだろう。




禎兆六年(1586年)    五月中旬      近江国蒲生郡八幡町 八幡城  朽木基綱




「琉球では砂糖を作っていない? 本当か?」

俺が訊ねると通訳が琉球の使者に確認した。三人の使者が揃って首を横に振った。今年も三人だ。日本への従属に賛成の者、反対の者、中立の者。多分中立の者は旗色の良い方に付こうという日和見なのだろう。

「作っていないそうでございます」

「では何処から得ているのだ? 我が国に売る砂糖は何処の物だ?」

又通訳が訊ねた。もどかしいわ、なんで日本語が通じないんだろう。

「明、或いは天竺と申しておりまする」

中国とインドか……。


なんか吃驚だな。琉球って言えば砂糖だろう。だがこの時代の琉球は砂糖を作っていないらしい。全然気付かなかったわ。相談役の四人も不思議そうな表情だ。

「砂糖は砂糖黍(さとうきび)から作るそうだな。砂糖黍というのは暑い所で育つらしい。琉球には合っているのではないか? 明から砂糖黍の栽培方法を学んでは如何だ? そして琉球で砂糖を作る。明から買うよりもその方が利益が出よう。民も喜ぶし税の収入も増えるぞ」

通訳から俺の発言を聞いた三人の使者が顔を見合わせている。


あれかな、この三人も中国や朝鮮で言う士大夫と同じかな? 商業なんてものは賎業で関心を持つなとか言うのかな?

「俺の言う事は可笑しいか? だが国を治める者は国を富ませる、民を豊かにする責務があろう。その為には産業を育成するのは大事な事ではないか?」

三人が通訳のいう事を聞いて頷いている。相談役もだ。


「この国は乱世が終わろうとしている。平和になれば人も増える。そうなれば砂糖はもっと必要になる。一々明から購入するのか? 琉球で作れ、ドンと儲けろ。俺はな、この国でも砂糖を作らせようと考えているのだ。九州や四国なら可能だろう。そっちで上手く行ったらこちらに教えてくれ。安心して良いぞ、琉球からも買うからな、困る事は無い」

三人が困ったように笑った。


「それにな、明が乱れれば砂糖の値も跳ね上がるぞ。いや、それだけではない。交易そのものにも影響が出かねん。今のうちにそれに備えた方が良いと思うがな」

今度は三人が頷いた。うん、やはりこの三人も明が乱れるのは必至とみているらしい。チラッと相談役に視線を向けた。四人とも微妙な表情だ。琉球は如何するのか、そう思っているのだろう。


「明の様子は如何かな? 琉球では如何見ているのだ?」

通訳の言葉に三人が顔を見合わせた。一人が答える、結構長い。あれ、通訳が驚いている。何だ?

「明の皇帝は二年前から墓を造っているそうにございます」

「墓? 未だ若いだろう? 二十歳を越えたばかりの筈だ」

通訳が困っている。しかしなあ、万暦帝はかなり長生きしたぞ。今から墓を造って如何するんだ?


もっとも権力者ってのは自分の墓を造りたがる傾向が有る。始皇帝とかエジプトのファラオとかもそうだ。だからまあ有り得る事では有るな。それに人間自分の寿命は分からない。万暦帝が墓を造るのは些か気が早いが公共事業の一環と見れば分からなくもない。


「かなり大きな墓のようで既に二百五十万両以上の銀をつぎ込んだと言っております」

「二百五十?」

思わず声が高くなった。ちょっと恥ずかしかったが相談役も声を出しているから大丈夫だ。二年で二百五十万って言うと一年で百二十五万か。それにしても明の年間予算ってどのくらいなんだろう。三百万や四百万という事は無いだろう。一千万両ぐらいかな? だとしても国家予算の十三パーセントか。なんか怖くなってきたな。


「大殿、続きがございまする」

通訳が困ったような表情をしている。続き? 聞きたくない……。

「何だ?」

「墓は未だ完成しておりませぬ。後四、五年は掛かるだろうとの事で……」

「……正気か? 本当に墓なのだろうな?」

誰も笑わない。シンとしている。後四、五年は掛かる? 単純計算で更に五百万から六百万は掛かる事になるぞ。


「明は一年間にどの程度の税収が有るのだ?」

通訳が訊ねると使者達が顔を見合わせて話し出した。首を捻ったり頷いたりしている。漸く答えが出た様だ。通訳に答えた。

「はっきりとは分からぬそうにございますが大体四百から五百万両ではないかと」

溜息が出た。自分の墓を造るのに国家予算の二年分を費やすのかよ。単年で見ても国家予算の二十五パーセントを墓造りに費やしている。未だ若いんだし死ぬのは先の事だぞ。公共事業なんて言ってる場合じゃないな。何て言うか凄まじい浪費だ。


「キチガイ沙汰だな」

俺の評価に使者を除いた皆が頷いた。多分使者も同感だろう。万暦帝がどうしようもない馬鹿で明朝は万暦に滅ぶと言われる程の酷い政治をした事は分かっている。しかしな、現実にそれを聞くと溜息も出ないわ。俺には到底出来ない。小市民なのかもしれないが小市民で十分だ。俺は自分の墓に国家予算の四分の一も費やしたいとは思わない。大体そんな事を言ったら家臣達は俺が気が狂ったと判断して実権を取り上げるだろう。或いは逃げ出すかな?


「明の家臣達は皇帝を諌めないのか?」

通訳が問い掛けると使者達が首を振りながら答えた。

「諌めた者は皆遠ざけられたそうにございます。命を失った者も居るとか。皇帝の身近には佞臣、奸臣の輩が跋扈しているとの事でございます」

「……国が亡ぶぞ」

俺の言葉に相談役の四人が頷いた。


亡国、正直にそう思った。海を隔てた大陸で明帝国が滅ぼうとしている。『明朝は万暦に滅ぶ』というのは正当な評価なのだと思った。







第二巻の重刷が決まりました。御買い上げ下さった方々には心から感謝です。

今第三巻の準備にかかっていますが大変励みになります。

本当にありがとうございました。


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松崎の天満宮(防府天満宮)からも毟れば…
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