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ウチと彼女の約束事  作者: 畦道テツ
第六話 『ほうとう杯(前編)』
98/206

第六話 010

○同・アリーナ内の試合会場(13時頃)

アナウンス「それではこれより、準決勝を始めます!!」

   ――盛り上がる観客たち。

   奥の2コートに男子、手前の2コートに女子4チームが並ぶ。

   山梨学園大学附属高等学校×東湖大学附属甲府高等学校。

   お花見女子高等学校×日本青空高等学校。

   ――お花見女子は先鋒から野宮、真中、大木、南、夏。

   日本青空は列の最後に浅井が立っている。

   × × ×

   盛り上がる観客たち。

南姉「どうやらこっちは大将戦までもつれ込んだようやな?」

柏原「接戦だね」

   と、対戦ボードを見ながら。

   お花見女子×日本青空の対戦ボードには、

   『先鋒 野宮 ○』

   『次鋒 真中 ×』

   『中堅 大木 ○』

   『副将 南 ×』の文字。

   ――男子の準決勝も終わり、夏と浅井の大将戦のみが残る。

   開始位置に立って輪受けの夏(赤)と浅井(青)。

南姉「決勝にはどっちが来ると思う? ゆかゴン?」

柏原「んー、やっぱり立花さんを応援したいかなー?」

南姉「あんた、ほんま立花はんに入れ込んどるなー?」

柏原「だってあんなに強いお兄さんと一緒だったんだよ!? 強くないわけ無いじゃん?」

 「彼女はきっと何か持ってるって」

南姉М「ゆかゴンの目がキラキラしとる……」

 「(夏を見て)ほんま、あんたがうらやましいわ……立花はん」

   × × ×

記者A「お花見女子も良くここまで食らいついてきましたね?」

編集長「なんだろう。前は北川以外はそこまで強い印象がなかったのに……」

 「しかもあのコーチ、どこかで……」

   と、コートから離れたところに座っている恵介をスケッチをしながら。

   ――恵介の後ろに座って声援を送るお花見部員たち。

   知恵、湖太郎、教頭先生もいる。

   コートの安全域から少し離れたところに座り、声援を送るレギュラー4人。

アナウンス「それでは準決勝最終試合、お花見女子高等学校×日本青空高等学校の大将戦を始めます!!」

   ――盛り上がる観客たち。

   自信たっぷりの夏と浅井。

主審「勝負、始め!!」

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