表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウチと彼女の約束事  作者: 畦道テツ
第六話 『ほうとう杯(前編)』
95/206

第六話 007

   コートに並んで立つお花見レギュラー5人。

   競技用の赤帯と赤い防具着用。

   反対側には日川西レギュラー5人。帯と防具は青色。

春香「みんな重装備だねー?」

   と、コートから少し離れたところに座っている恵介や部員たち。

   知恵、湖太郎、教頭先生もいる。

北川「うむ、試合では大会指定のメンホー、拳サポーター、シンガード、インステップガード、インナータイプの防具の着用が義務づけられているからな」

   × × ×

   開始位置で輪受けをする先鋒の南と対戦相手。

真中「落ち着いていこう南ちゃん!!」

南「うん!!」

主審「勝負、始め!!」


○小瀬波スポーツ公園への道路

   1台の車が甲府市方面へ通り過ぎていく。


○小瀬波スポーツ公園・アリーナ内の試合会場

   ズーンという効果音。

   ――汗だくの西川コーチの顔。

西川コーチ「(放心状態)……完敗だ」

   と、四つん這いで。

お花見部員「やったね!! 5連勝で一回戦突破!!」

   お花見女子高等学校×日川西高等学校と書かれたボード。

   お花見女子レギュラー5人の名前の横に○。

   ――喜ぶお花見部員と悔しがる日川西部員。

恵介「今の試合、追い込まれた時に周りの指示を気にして、自分の力を発揮できていない選手もいました」

   と、西川コーチの前で片膝をついて。

   ――ハッと顔を上げ、恵介を見る西川コーチ。

恵介「実際に試合で戦うのは、あなたでも周りの選手でもありません」

 「練習で選手の実力がある程度ついたら、後は本人に任せるのも、一つの手かもしれませんね」

   と、手を差し出して。

西川コーチ「立花コーチ……」

 「(握手して)私も、また1から部員たちと勉強し直します」

恵介「頑張ってください」

   と、西川コーチの手を両手で握って。

   × × ×

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ