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ウチと彼女の約束事  作者: 畦道テツ
第二話 『イチゴも人も』
30/206

第二話 010

○同・廊下

加奈「あの、すみません。秋園先生は今どこにいますか?」

   加奈、通りかかった白衣姿の鬼島先生(男46)に、話しかける。

鬼島先生「あれ? どこかで……」

 「ああっ!! 秋園先生の娘さん?」

加奈「え? は、はい……」

鬼島先生「ほら、先生の仕事部屋に、あなたの写真が飾ってあったから」

加奈「私、今日遅くなってもいいので、お父さんと一緒に帰りたいんです!!」

鬼島先生「秋園先生なら仕事部屋にいるんじゃないかなー? ついてきて」

加奈「はい」


○同・加奈の父の仕事部屋前の廊下

   鬼島先生、コンコンと扉を叩く。

加奈の父の声「(室内から)はーい」

鬼島先生「失礼します、鬼島です」

加奈の父の声「どうぞー」

鬼島先生「秋園先生、娘さんが今日は一緒に帰りたいと……」

   と、扉から、上半身だけを覗かせて。

加奈の父の声「――分かりました」

鬼島先生「(加奈に対して)じゃ、失礼します」

   と、扉を開けたまま、会釈して戻っていく。

   加奈も会釈。

   ――太ももの横を、ポンポンと叩く。


○走行中の軽トラ・荷台

春香「ホントなっちゃんも学習しないなー」

   と、ブルーシートを被りながら、パーにした手を見つめて。


○同・車内

拓蔵「どうだい夏ちゃん!? GKTも二回乗ると慣れるもんだろ!?」

   ガガガガガと、車体が左右に揺れている。

夏「ははは、帰りは横揺れですか……」

拓蔵「がっはっはっ!!」

 「夏ちゃんの胸も、横揺れしてるぜ!?」

   と、親指を立てて。

夏「(呆れ顔)ははは……」

 「危ないので、しっかりと前を見て運転してください……」

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